よぎぼお

閑散とした電車の中で彼女は言う。「ねえ、一緒に終着駅に行こうよ」 そして、その少女とひと夏の最後の冒険がはじまる。最後に明かされる、衝撃の少女の正体とは――。

とある日の文藝部室にて。

天使病。 突然、羽が現れるようになる奇病である。 世界でも発症例はほとんどなく、その患者は累計13名。 その13人目がぼくのクラスメイト――如月奏音であった。

青春という言葉に疑問を抱く主人公はひとりの少女と出会い、ツリーハウスをつくることになる。 その中で彼は彼女と共に青春という言葉の意味を探していく。 最後にみつけた彼らの出した青…

今日も教室の隅で僕はクラスメイトの影を殺戮する。 僕の目の前を通ったその影をぐさりとペンで突き刺すのだ―― 自分を見失った少年が少し変わった少女との出会いによって進む不思議な物…