年はじめに一作投稿して早半年、全く新作も起稿しなければ音沙汰も無く、
もし僕の書いたものを受け、これはと目を止めてくれた読者がいるのであれば、
本当に申し訳ないことだと思う。
ここ一年、どうも自分の脳が使い古したスポンジのようになっていていけない。
書きたい気持ちがあるかないかで言うと、その質問内容を受けての返しならば、間違いなくあるの方に針が振れる。書けないのは自分の能力が低いからで、具体的には主に上質なプロットを組み立てる力のことであり、原因の切り分けが出来ているなら対策を講じろよというのが因果論的には真理であると認識していながら、壁を登りきることができないでいる。
その根底には焦りがあるんだろうなあと、ぼんやり考えている。
高校に入ったあたりから格好つけて脚本論を学んだりしてきて、実績も挙げずに分かった気になっているのは正真正銘言い逃れのしようもなく慢心なのであるが、その認識がまた焦りに変わるという具合の現状だ。
絞りかすのようだと自分で思うような文章群でも、よく一般に言われている論法に則ってとりあえず数をこなすべく、惰性だろうが書かないよりはましだと馬の横腹を蹴ればいいのだろうか。無い袖は振れないから、心の余裕と経験と発想の資本を貯めるべく、良い本を探して経験値と照らし合わせて読み解いたりなんかしてみるのがいいだろうか。なあなあに後者を選んで半年を過ごした。もっと言えば一年半だが、そんなところまで掘るといよいよ頭がダメになるのでやめておきたい。
と、いうような現状であり半年であったという報告だけ、まずは書いてみようと思った次第だ。
もう半年の休眠をした。速いペースで、というわけにはいかないと思うが、今一度、書くという作業にとりくんでみようと思う。