自主企画「#父親の死体を棄てにいく」を開催します。
詳細はイベントページをご確認ください。
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093079241806669
もともと、自主制作ZINEである家父長制アンソロジー『父親の死体を棄てにいく』というものがあり、同じテーマで書いた小説を集めようという企画になります。
そのため、レギュレーションは文字数以外、ほぼアンソロジーと同じにしています。
※発行してから、「このテーマで書きたかった」とたびたびおっしゃっていただくことがあり、私も「ぜひ読みたい……!」となったのが自主計画を企画した主な理由です。
とは言え、あくまで関連企画であって、自主企画に参加するにあたってアンソロを購入したり、読んだりすることは必須ではないです!
このテーマで思いつくネタがあったり、興味があるという方は、ぜひ参加していただけると嬉しいです。
レギュレーションには書き手が「反家父長制であること、反差別であること」という条件を入れおり、主催判断で参加作品をリストから除外する可能性についても言及しています。
これは企画趣旨に賛同する方が可能な範囲で安全に楽しめるように設けている条件でもあります。もちろん、すべての方にとって安全な環境を用意することは難しく、自分が「反差別である」「反家父長制である」と表明することに抵抗を感じる方も少なからずいらっしゃるかと思います。
私も、過去に、そしてこれからも無意識に差別に加担したり、他者を不透明化してしまったりする場面があると思っています。そうした葛藤も包含しながら、ときに反省し、そして考えつづける姿勢を持つことが大事だと考えています。
つまり、積極的に排除する意図はなく、センシティブな題材を取り扱うのであればトリガーアラートを設定するなど、ご自身で工夫していただければと思います。
また、あえてトランス差別についても言及しています。家父長制の解体とフェミニズムは結びつきが強いですが、その中でも分断があるからです。
ここで多くのことは言及しませんが、トランス差別について勉強したい方は、一例とはなりますが日本語でも良書が出ています。
ぜひ図書館や本屋で手に入れて読んでみてください。
・周司 あきら, 高井 ゆと里『トランスジェンダー入門』(集英社)
・ショーン・フェイ 『トランスジェンダー問題』(明石書店)