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備忘録3(ライナーノーツ的な)

短編、掌編が多いが、作品がぽつぽつと増えてきたので作品メモを書いてみる。
興味のある人はいないと思うが、あとから自分で「あん時そんなこと考えてたのかー」と思い返すのは割と楽しいものだ。
今年の総括も兼ねて。

「ゾンビを触ったら手を洗いましょう」
近日更新……の予定がだいぶ間が開いてしまっている作品。
決して嘘ではないが、次の更新分はあと少し書けば分量的には出せるくらいにはなっている……のに出せてないのは、次回分が説明回のようになっていて、エピソードとして盛り上がりに欠けているため。なんとかしたいと思っているのだが、そこを変えようとすると前の方の構成も変えねばならないところがあるなぁ……、という感じであんまり作業が進んでない。
でも、キャラクターは気に入ってるのでいずれはなんとかしたい。
元々は、コロナウイルスをゾンビウイルスに置き換えた、現実のパロディのような流れで、特定の主人公がいない群像ものみたいなものを考えていたが、アクションやドタバタの要素も入れたいとか色々と付け足していって今のものになった。

「ダブルサイドコイン」
ホラーの短編をやってみようと思ったのがきっかけ。
最初はもっと暗くて残酷描写もありの内容を考えていたが、汐里というキャラクターが決まったあたりでホラー要素は薄くすることに方向転換した。
魔女という設定ではあるが、魔法の名前を叫んで撃ち合ったり変身するのはないなと思ったので、そういう描写はない。しかし何か特別な力があるというところは見せたいので、呪歌という形になった。
まだ一作しか形になってないので付してないが、「雪白の魔女」という連作短編のシリーズとして続きを書いてみたいと思っている。(共通して登場するのは汐里で語り部が毎回変わる)

「後ろのメリーさん」
最初はダブルサイドコインの次作(雪白の魔女の二作目)として始めたものの、メリーさんクラスの怪異と対決となるとどうしても強力な魔法みたいなものが必要な展開しか思いつかず、別の話とした。
占い師の名前がシオリなのはその名残りというか作者ぐらいしかわからないお遊び。
最初、語り部はもっとべらんめえ口調だったのだが、だんだんうるさく感じてきたので完成間近になった段階で少しソフトに改めた。

「史跡めぐり」
自主企画参加用に書いたもの。
短い文字数でという縛りがあったので思いついたものをほぼそのまま書いた。
書き始めてから1時間ぐらいで投稿したと思うが、今見てみるともう少し言い回しを工夫すれば良かったと思う。


「名残り」
自主企画に参加するために急遽書いたもの。お題が「殺伐百合、300文字以内」という条件だった。
人からのお題で書いてみる、というのも修行としては面白いかも、と思って書いてみた。
初稿は考え始めてから1時間くらいで書けたと思うが、主に字数を制限内に収める推敲作業に同じくらいかかったと記憶している。
というかそもそも百合というジャンルは書いたことがないため、これでいいんかね?と自問自答しながらだったが、キャラの関係性とかは短いながらも比較的きれいに収まったかな、と自分では思っている。

「主にカレシの事情」
新しく書いているものの進行が進んだり止まったりしてるときに、書けないときの気分転換的に下世話でくすっと笑えるようなものをと書いてみたもの。
「艶笑小咄」的なノリで思いついた時に書いている。ただし思ったよりエロ要素が前面に出たエピソードが現状少ない。

「クリスマスキャロル」
これも自主企画への参加用に書いたもの。出だしが「クリスマスには何が欲しい?」、最後が「あなたのいない世界」で間を埋めるという趣旨なのだが、この組合せじゃどう考えても悲劇的な展開しかなくないか……と考えてたら、話の大筋はなんとなくできた。
ただ、最後の言葉は出だしと違ってそれ自体で完結しているので、セリフの中に取り込みづらいと思い、セリフはなしで全部を独白形式にする事にした。
ママの愛情から絶望、狂気をできるだけグロくせず、キレイに表現することとリズム感に気をつけて書いてみた。
個人的には、悪魔とかの言葉を使わずに「三本の角の生えた黒い神様」と表現したことが気に入っている。

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