ギャルとオッサンのトークルーム。
【ひとまずの完結、おめでとうございます!】
【……】
【いやー、無事にこの日を迎えられて、オッサンは感無量ですよー】
【……】
【これもひとえに、応援してくださった読者の皆さまのおかげですね!】
【……オッサン】
【はい】
【とりあえず、正座しよっか?】
【え? 今はお祝いをする場面じゃ……】
【正座しよっか】
【あ、はい……】
【……あの。どうして俺は正座させられているのでしょうか?】
【分かんないの?】
【はい……】
【だって作品をたくさんの人に読んでもらえたんですよ。長編も書いてもらえるみたいじゃないですか! 俺とミサキさんの物語がまた始まるんですよ!】
【……違うし】
【えっ?】
【オッサンとあーし達『3人』の物語でしょ】
【ミ、ミサキさん……?(震え声)】
【あーし、オッサンに言ったよね? 二股はヤダって】
【あ、はい……】
【まあ、この際リサはいいよ】
【親友だし。あんな事があったら、オッサンのこと好きになっちゃう気持ちも分かるし】
【そ、それなら】
【けどな、アイツはダメだ】
【『藤咲アヤネ』は許さねー】
【……】
【なに!? Gカップギャルって!?】
【あーしとリサだけで十分じゃん!】
【そそ、それはほら。幅広い読者ニーズに応えていくためには、やはり『足りない部分』もあるといいますか……】
【足りない?】
【あーしとリサのオッパイが足りないってこと?】
【アヤネのGカップみたいにブルンブルン揺れないから?】
【オッサン、ケンカ売ってる!?】
【めめめ、めっそうもございません!?(土下座)】
【……アヤネさんのこと、そんなに嫌いですか?】
【別に嫌いじゃないけど……ただ……】
【ただ?】
【減っちゃうじゃん! あーしとオッサンがラブラブする時間!】
【ミ……ミサキさん!(歓喜)】
【あーし、もっともっとオッサンとイチャイチャしたいし!】
【全然足りなかったし!】
【次のお話でもあーし達、ちゃんとイチャイチャできる?】
【もちろんです! 今までどおり……いや、今まで以上にイチャイチャでラブラブですよ!】
【そお?】
【じゃあ、いいよ】
【特別にアヤネのことも許したげる!】
【ミサキさん!!(大歓喜)】
【けど、ひとつだけいい?】
【はい、何ですか?】
【オッサンがGカップ当てられて鼻の下伸ばしてるのは許さねーから】
【……】
【ぜってー、許さねーから】
【……】
【こほんっ】
【読者の皆さまには少しお待ちいただくことになると思いますが】
【『月城ミサキ』『雨宮リサ』『藤咲アヤネ』の3人のヒロインで送るパワーアップした『スマ好き』にご期待くださいね♡】
【またお会いできる日を楽しみにしています♡】
【ほら、オッサンも何か言いなよ】
【ああっ、足が痺れてええええ――っ!?】
【オッサン、超ダサいし笑】
続く