• SF
  • エッセイ・ノンフィクション

ラヂオアケルナル

 10話くらいから、登場人物たちが、私の脳内で勝手に喋るようになりました。ストーリーを引っ張ってくれるような会話なら、有り難かったのですが、全然関係ない、実にくだらない話を、ダルそうに突っ込み合うばかりで、正直迷惑でした。
 まあしかし、自業自得というやつです。作者は私です。
 そのうち、調子こいた連中は、『ラヂオアケルナル』などという番組まで作り上げ、本編よりよほど生き生きとやり始めたものですから、さすがに私も、『このままでは現実逃避になってまう』と危機感を覚えました。
 そして現在。現実の厳しさに鞭打たれつつ、たまに聞こえてくる『ラヂオアケルナル』に、何かもっと、楽しいお話を書けたらなあ、などと考えております。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する