由南りさ

クリスマスイブの夜、雑踏の中にそれぞれの想いをのせ物語がはじまる。

一枚の紙に収まる短い短い物語。あなたの心に届きますように。

昔の縁日では色々なものが売っていました。　 物語は僕が縁日で『ヒヨコを釣った』ことからはじまったのです。

僕には、田舎に住む九十歳になるおばあちゃんがいる。 夏休み……僕はおばあちゃんが住んでいる田舎に遊びに行った。 おばあちゃんが毎晩飲んでた『おくすり』の正体は……。

陽の当らない街、『片陰の街』で生まれ育った隼人は、街外れの道端で記憶を失くして倒れていた女性を拾う。清楚で、綺麗な身なりの女性、彼女が記憶を無くしていることを知った隼人は彼女こと…

高校三年の夏休み、大好きな彼、朝陽と夜空に打ち上がる花火を見つめる美緒。朝陽は『来年も一緒に花火を見よう』と優しく微笑んだ。しかし、その数ヶ月後、朝陽は交通事故でこの世を去ってし…

雨宿りをした軒下で見かけた女性に心を奪われた主人公、真城悠、彼が心を奪われた女性は彼が通う大学教授のフィアンセ、大野七星だった。口に出せない彼の想い、彼の心の叫びのように雨粒が地…