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Re[birth]ible;Border世界観・生式

◆ Re[birth]ible;Border <略称> Re;B(あーるいーびー)、りぼだ ◆

 Re[birth]ible;Borderとは、生式を自ら選択できる、再誕を可能とした神秘と共存する世界観の名称。
 現代の人間の仕組みについて、詳しくは何もわかっていない。神秘である。ただ、厳然たる事実として判明していることは、この世界が濃い魔力に覆われており、それが関係しているか否かはともかく人間は最低でも自己の魔力を無意識下でも統制(コントロール)できる魔力存在――俗に云う魔人でなければ生まれてくることができないということ。
 口から摂取したもの、飲食物は消化吸収ではなく、定期的にすべて一旦魔力変換してから、その魔力を血や肉へと再変換しているので排泄がないということ。(それでも、排泄器官そのものが残っているのは旧人類の名残と考えられている)
 生まれは皆Borderで、自分の意思で生式を選択できること。もしくは、成長期になんらかの生式に固定化されることもある。その際には、BorderにはなかったInner/Your特有の生理的現象に見舞われるようになる。
 また、極めて物理(肉体)的に強く、反対に精神的なことに弱くなったとされている。人体は、神秘に包まれた。故に、現在の人間にはその仕組みを調べることすら叶わず、またそれを多少なりとも理解できるであろう幻想種や魔法使いを迫害しているために解明は進むことがない。さまざまな説やおとぎ話が行き交うだけである。
 魔人/現代人の他に、幻想種と呼ばれる幻想的な神秘を行使できる存在もいるが、現在は住み分けして互いに不干渉を貫いている。幻想種には、主に人魚・不死鳥・竜神・獣人・風人・花人という種類がある。幻想種ではないが魔術使を魔法使いと呼び、同じくくりで人間は迫害している。

▼生式▼
 生式(せいしき)とは、子どもを生むか、生ませるかという生殖形式の識別区分である。
「♥Inner(インナー)」
 陰生式。生む生式。旧区分で、女性側。母体となるため、全体的に柔らかくなり、身籠るための器官が生まれ、授乳のための胸部が発達。生理が始まる。
「♥Your(ユアー)」
 陽生式。生ませる生式。旧区分で、男性側。生ませるための器官が生まれる。特に、身籠ったInnerに対して守らなければならないという本能が働く。そのために肉体が強靭になる。身体的な生理現象が起こるようになる。
「♥Reversible(リバーシブル)」
 両生式。陰と陽、両方を持つ。両方の器官を持つので生むことも生ませることも可能。だが、基本的には一対一の恋愛・愛交・出産しか不可能なので、両方ある特異性はあまり意味をなさない。どちらかの生式の機能が働いている時、反対の機能は動かない。(そのため、相手がReversibleでもない限り、Innerと契ればYourと、Yourと契ればInnerとほぼ変わらない)
「♥Border(ボーダー)」
 中生式。陰と陽、どちらかを選べる一般的な生式。境界者。恋人がおらず、自分の生式を決定していない状態。または、未成熟(子ども)で、生式変換することができない状態。
「♥None(ノーン)」
 無生式。生式を持たない。どちらの生式にもなれない、選ぶことすら不可能な存在。先天的に魔力器官や遺伝子的な問題で再誕不可能な場合と、後天的に怪我や病気などで魔力器官を傷つけるなどによってなってしまう場合がある。

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