◆告知
タイトルの通りです。
見切り発車感も大分ありますが、
〆切を設定した方が進むと思いますので、
3月10日(日)に〈巻二〉予告編をアップします。
本編の方は更に翌週からの予定です。
色々悩みましたが、
ちょっと気分を入れ換えたくなったので、
別ページにて公開致します。
ただ、予告編は、そのまま、〈巻一〉の末尾に掲載しようとは思います。
〈巻一〉と比べるとゆっくり更新になりますが、
週1~2話くらいのペースで更新していきたいと思います。
〈巻一〉の続きではありますが、
一応、〈巻二〉からでも読める様な書き方はしています。
〈巻一〉で残した謎が徐々に明るみになってくる〈巻二〉。
お読みいただければ幸いです。
◆創作こぼれ話
『昊国秘史』に登場する、浩の四皇子の字については、作品ページでもセットで並べてみましたが。
■長男:皇太子
水適 すい•せき/璧志へきし(高潔な志)
■次男:尚王
水遜 すい•そん/推恩すいおん(恩愛を広く推し及ぼす)
■三男:恭王
水逾 すい•ゆ/盈忈えいじん(仁愛にみちあふれた)
■四男:窈王
水遼すい•りょう/俊慧しゅんけい(優れた心の働き)
次男の尚王の字が割とよっぽど君主っぽい響きになっておりますが。
これは『孟子』梁恵王上「推恩足以保四海(恩を推さば以て四海を保んずるに足る)[訳:恩愛を広く推し及ぼせば、天下を保全することができる]」より付けました。
キャラの名付けに迷ったら、経書を開くことにしております。
皇太子が長らく離宮に追いやられ、存在すら知らない人も居り、
大方の人は、尚王が皇太子となると目していたので、それを反映した字です。
一応、物語的には、尚王の字に則って、他の人々が皆「心」を持つ字を使ったあざなを付けられている、ということになっております。
が、設定段階では、一番に字を決めたのは、恭王の「盈忈」だったりします。
「盈忈」って、「忈(仁)に盈つ」即ち「仁愛に満ちあふれた」っていう意味ですが、「仁」ではなく、その古字である「忈」の方を敢えて使ったのは、
言葉遊び?的要素が大きいです。
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが。
彼の作中のアレコレを考え合わせて頂いた上で、
「忈」の字を、パーツを分けて、
縦にお読みいただければ、その意味が分かるかと。。。
余談の余談で言いますと、掲載稿では変更を掛けたのですが、
当初、皇帝の暗殺疑惑の黒幕として、
彼も大分怪しさを漂わせていたので、そういう意味を掛けていたりしました。
改稿したら大分アレになってしまいましたが……。
あ、でも仕事面については、
やることはやってる人ではあります。
ところで皇太子のお名前「水適」が、
「水滴」に見えてそうな気が…………しなくもなく……。
「適」は読みが「セキ」で、意味は「心のままにかなう」。
一方、「テキ」と読めば「嫡」に通じ「よつぎ」の意味を含んでいたりもします。