「三回目」を久々に更新して多少ながらフォローもいただいたりした中で思ったのですが「白日」と「三回目」……同じ人間の作品と思えないなぁと(笑)
自分には一体どっちの書き方、作風があってるのかなと少し考えたりします。
コメディ全開の「三回目」にも時折シリアスぶち込む辺り、やはり「白日」みたいな作品の方があっているのではと思いつつ、「白日」は「白日」でお風呂シーンのようなコメディっぽいのを入れている。
「勇者召喚」は両方がほどほどに混ざってる感じですかね。
作者に対して読者様が期待する作風っていうのは少なからずあると思うんですよね。
シリアスな作風の作者が急に下らない下ネタ全開の作品を書いてたらドン引きでしょうし。
自分の場合、「白日」に対して多くの方から評価をいただいているだけにやはりそうした作風を求められているかと思います。
東野圭吾も「怪笑小説」「毒笑小説」「あの頃ぼくらはアホでした」など、今の作品からは想像できないような作品もありますし、京極夏彦も「どすこい(仮)」なんてギャグ小説を書いてました。
この二人、お笑い小説について対談してましたっけか。
正直、上記作品の評価は芳しくなかったと記憶しています。
これほどの作家であっても、自分たちが大きく評価された作風から外れた作品ではあまり評価されなかったという事実は、挑戦するのは大事だけど複数のジャンルでいい作品を書くのは難しいと、そんなことを教えてくれます。
しかしまあ自分は素人作家なわけで、評価されていると言えそれもまだまだなわけです。
自由に、思うまま書いていいじゃないかと、好きに書いていこうと。
結局はそんな結論に達しました。
書いてて楽しいのが一番、自分が読んで面白いと思う作品を書こうと。
そのスタンスでがんばります。