黒須

　率直に、正直な意見、感想を言わしてもらう。

　少なからず私は、当初読み始めた段階で展開もそうですが読者の反応も想定内でした。
　消えてしまいましたが、レビューにて賛否両論がでるテーマであり、好き嫌いが別れる、文章を凄く気を使って書かれてるのでテーマが難しい事もあり評価は完結まで読むまでは良し悪しを評価するには難しい作品と言えます。
　当然作者本人もこうなる事はわかった上で書かれてることも近況で語られてますし、途中で悩む事も覚悟してらしたでしょう。

　さて改稿するかどうかということですがその辺りの判断は当然しても良いと前回でも言いましたし、したらいいと思います。悔いが残らなければそれでいいかと。
　ただ言わせてもらうならば、読解力がない方のこれは無いという意見で左右されることだけはないように願いたい。

　そもそも、クラス全員という初期設定。この時点で想像で他のクラス、先輩後輩、下手すると教師、またはOBOGの大人、はたまた大学生などもという想像は初期から出来ます。
　16~7なんて当時思い出しても一度経験したら猿になってます。それがオープンに乱交まで出来るとなれは倫理なんて皆無でしょう。仮に私がそこにいるならば先輩には上下関係から言えずとも後輩には話さないと否定出来ません。当然、他のクラス同学年には仲がいいなら言うでしょう。
　となると必然と少なくとも近い先輩後輩ともとなるのは当たり前かと。

　作中でもそれを匂わすたまに先輩後輩と記述があるわけで作者としては当たり前に設定されてたはずです。
　もし今回の話しを改稿というならば言われてる通り初期設定そのものが破綻するので改悪となると思います。
　反省でもあるように表現として『クラス中』という点のみかと思います。
　なので、ここを読んだ時に思い切ったなぁと思ったのです。

　作家には2つのタイプがいると思います。理詰めと直感。

　以前話したように私は理系なので仮に書くとしたらタイプとしては結末ありきにそこへ向かって物語を書いていくタイプでしょう。
　もう一つは書くに連れ次々頭に流れ込んできて直感で書いていく天才型。
　作者がどちらのタイプかは存じ上げませんが私は前者はなのでどうしていくのが正直見えなくて心配しました。

　と、話しがズレましたが何が言いたいかと言うと、直感タイプでこの話になったのならこのままいったほうがよろしいかと。
　逆に私と同じならば、タームです。広く浅くいろんな道筋を考えてください。

　ただ私としては治すのであれば感想でも言ったように特定の人物だけとするニュアンスにする。
　もしくはより狭くするために先輩後輩の設定を消す。
　ただ先輩後輩設定を消すということはクラス全員というのは無くさなければならないかと思います。
　それこそ登場している人物、8人？　だったかな？　それだけにするなど。

　とまぁいろんな方法がありますがそもそも、再度言いますが人を選ぶテーマです。作者自身もそれはわかってると思います。
　なのでこのテーマはどの世代に、どんな人たちに読んでほしいのか、読んでもらいたかったのか。そこを今一度考えてみればすぐに解決するのではないでしょうか？

　この作品はただのラブコメや恋愛小説のようにイチャラブする作品でもないと私は思ってす。
　今のSEXを軽く見てる若者。NTRや不倫、二股など簡単に書いてて少なくとも多少の影響を及ぼしてると感じてて安易に復讐など書いたりなどに飽きてる方やそういったものに嫌悪感を抱いてる方などが、あらすじをみてハッピーエンドタグから一種の期待か、はたまた興味から読み始めてる方だと勝手に推測してます。

　なんか言いたいことまとまらん。やっぱり自分は物書き向いてないと思ってしまう。

　無理矢理まとめると、悔い無い結論になるよう願ってます。

　あ、いい忘れてたので。
　先輩後輩と言う事が書かれていた。これまでの彼らの行動倫理で止める事が出来なかった。拒めなかったのかというのは想像できます。
　できる程の分析、行動ができるなら乱交なんてできません。

　そんな想像も出来なくて読み、今話でないと判断し読み離れてしまうのならそれでいいかと逆に思ってしまいます。

　むしろ私が思うのは、親と教師です。
　こんな倫理の子が通う学校です。当然全学年そうではないのかと疑うべきで、総司親子に糾弾時、教師にあかした時に、お前たちだけなのか？　と疑問すら出ず終わってる事です。
　物語なのでそこを言ってしまうと進まないし、後半でそれに気づき物語が動くかもと黙ってましたが……。
　

今まで、学校・親世代に対して秘密が完全に保たれていたはずであること。
このことから、「恋愛感情のない複数相手と反復・継続して性交渉をしている」という事実は、この緊密なグループ内だけで秘匿され、グループ外では話さないことにするものと理解していました。

しかし、今回、上級生が放課後の教室に来て、総司がこのグループに入ったかどうかも知らないまま、様々なことを公言したことで、グループ外の複数の人間とも、恋愛感情のないまま、反復・継続して性交渉をしていること、グループ内の乱交についても、グループ外の人間が知っていたこと、他の学年にもそれぞれ似たようなグループがある？一方で、こうした行為には関与しない少数派もいることが明らかになりました。この状況では、この学校の生徒であれば、必然的に全員が知っていたことになると思われます。

　そうすると、そもそもこうした状況では、女性と性交する男性の範囲は、学校全体に加えて、校外にも広がってしまうのが必然ではないか（ここを限定的にコントロールし続けるのは無理ではないか。）、学校・親等に対しても、長期にわたって秘密を保持するのは不可能ではないか（関与しない少数派の中には、不快に思い、親や学校に匿名で告発する者が出てくるはずです）、妊娠・性病等の問題を長期にわたって起こさないことも不可能ではないか、と。