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調子コキコキマン

たまたま某作家さんのエッセイを読んで、それが面白かった。たまたまエピソードが被って居たのも嬉しく、なんだか励みになる。
その人の言うには、「調不調の波がある」ということで、バイオリズムの波型の線でそう説明していた。
自分も、去年はかなり不調だった。
エピソードが生まれてこない時、なぜそうなるのか自分でも説明出来ない。とにかく何も生まれてこなかった。生まれてくる予感がありそうな時も途中でよく分からなくなった。「よくわからなくなる」みたいのは数年続いて居て、自分は健忘症だったり悪霊に取り憑かれてるんじゃないかみたいなことは真面目に考えた。読書が足りない、経験が足りないとか色々と考えてみて、結局、考えても分からないので自分が知りたいことをとりあえず吸収しようとしていたら長期の休暇をとってる人間みたいな暮らしになっていた。
自分は体力で、なんとか作ろうとして幾つか出来たけど、一体それが何なのだという感じもした。
そしてそれは皆から無視されて居た。
今でも覚えてるとけど「ウマが合わない!」を書いた時は調子コキコキマンみたいな精神状態で、何でも書けるっ!て考えていた。あの時は、ちょうどやっと自分の時間というものを取れるようになって来たころで、台所や職場の休憩所でイライラしながらアイデアが消え失せないようスマホを操作していたのから、買ったノーパソに小説を打ち込んでいくスタイルを取るようになったのがうれしくて、楽しくて小説家みたい思っていた。

それがこんな書けなくなるとおもってもみなかった。わたしはつねに、調子コキコキマンになりたいわけではない。思ってることをいつもの通り残していけないのがつらくて、悔しくて、不甲斐なくて、サカナクションの「忘れられないの」を聴いて涙したりしていた。





最近ちょっとは回復して来た気がする⊂( ˆoˆ )⊃!!皆さんありがとうございます!

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