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幾年、春を待ちわびる。

日々過ぎて行く時間が年を取ると共に重く感じる。

学生の頃は辛かったり、苦しかったりもあったが、楽しかったり、喜びもあって充実感がぎゅうぎゅうにつまった感覚がある。

そこには見た目よりも重く感じず、100キロのベンチプレスを上げても平気なんていう若さゆえの根拠のない自信があったように思う。

社会と密接に関わって、感受性と知性を身につけていった。

それが良い方向に進めばいいが、私はどうやら負の感情を感知しやすくなって、嫌な大人になっている気がする。

感知した物は自分のフィルターを通して見ているから、純粋な客観性はない。

どう受け取るかによってその人を表す。

現実を見ているだけだからと割り切っているけど、決して理想を捨てたわけじゃない。

今の自分には何が必要で、どう行動するのか。

現実と理想の距離を測って、これくらいならいいんじゃないと、第1、第2、第3と志望校のように目標地点を割り振っている。

距離が曖昧だから、今いる地点から双眼鏡で覗いて目視で距離を測ってるだけなんだけども。

まだまだ遠いってことしか分からない。

その一歩を踏み出した俺のラノベコンテストは落選。

こんなもんかって思ったから、次書くのみ。

コンテストはチャンスがあればどんどんやっていこうと思う。

現在は初ジャンルのホラーに挑戦中。

最初は短編にしようと思ったけど、話の内容が短編向きじゃないなと感じて長編に変更。

短編を書くのが下手というか、そもそも短編として書けるものを思いつくスキルが未熟なだけなんだが。

そこまで思いつめてはいないから書けたら書こうかなって思っている。


現在書いている「30年前の男からのメッセージ」は、警察署に届いた茶封筒から始まる。

差出人は30年前に起こった大学生集団失踪事件の容疑者として捜査されていた男だった。

茶封筒の中には動画の入ったマイクロSDカードがあった。

動画を開くと、行方不明になる前に泊まっていた山荘で、越本薫がカメラを見ている。

彼は"あの事件の真実を話す"と切り出した。

過去の容疑者から送られてきた動画が現実を掻き乱していくホラー小説。

もしよろしければ一読していただけたらと思います。

久しぶりに近況ノート書いたな。

ネタが出来たら近況ノートも書きます。

では、また。

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