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R061024 チョコレートの手引き 蕪木祐介著

現在の新作は、チョコレートものを書いています。
ハーレクインでショコラティエものというのはある程度あって、それを念頭に書き始めたのですが、現在チョコレート業界が置かれている苦境を知り、生半可なものではないことがわかり、急転直下な感じです。

好きな物を書いていたつもりが、書きたい物に変わってしまった実感があります。

それは別として高級チョコと普通の板チョコと何が違うのかすらわからない私。
でも調べていくウチになんとなく分かってきました。

それをわかるために、知人に教えて貰った名店、知る人ぞ知る喫茶とチョコのお店、蕪木に行って参りました。バリウムを飲むために都心に行くことがあったので絶好の機会と思い、行きました。

素敵な空間でした。

アナログレコードが真空管ラジオを改造したスピーカーから流れ続けていて、内部は落ち着き、お客さんも静かに珈琲を楽しんでおり、とても優雅な時間を過ごすことができました。
それでいてお値段はさほど高級ではないありがたさ。
そして蕪木のチョコで普通の板チョコとの差を舌で感じられました。

『Bean to Bar』と呼ばれる直接単一のカカオ豆から作られる板チョコとタイトルの店主さんの著書を購入して帰路につき、帰りの電車の中で読破しました。

うん、やっぱりネット情報には限りがあり、まだ紙の本には敵わないなという感じです。まだ数年は紙の本に優位があるでしょうか……

チョコレートという植民地支配の名残のような作物を生産している現場ではさまざまな問題を今も抱えていることがわかると同時に、いかに生産者に負っているか分かります。

コンビニで売っているたかが1枚の板チョコに対し、カカオポッド1個が必要で、どれほどの苦労を経て豆として出荷されていくのか……
知らないということは罪だなと今回も思いました。

たぶん新作、消化不良のまま書き進めているので面白くはならないと思います。
それでも書き切ります。
今回は勉強不足を実感し、反省し、方向性を変えられるなら変えて、10万字を書き切ります。
だとしても、偶然でしたが、いいジャンルを選んだと思います。

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