第21話~第23話を更新しました
今回は、タスキ君の回想が中心となります
どうぞ、よろしくお願いします
では、次回をお楽しみください。
それでは、次回もアリアの物語を
宜しくお願い致します。
「カクヨムの皆さま、初めましてわたくしアリア=チェイサーと
申します」
深々と頭を下げる
「今回は、ロアさんに許可を頂き、この場所をお借りしました」
ヒビキがそれに反発したが、ロアがどうにか宥めて怒りを収めた。
その結果、しばらくヒビキと一緒の布団で寝ることになってしまった。
「今回、この場を借りて、皆様にお伝えしなくてはならないことがあります」
アリアが緊張の面持ちで唾を飲み込む。
「わたくし、今回出番がありません。自分の従者に主人公の座を奪われてしまいました」
「なんて可哀そうなお嬢様」
ううう、シオンが隣で涙ぐむ。
「シオン!この物語の主人公は、わたくしのばずよね!」
「もちろんでございます、お嬢様」
「どういうことですか、作者!!わたくしが出ないなんて、
物語として破綻してしまいますわよ!」
「そうですよ、お嬢様こそが主人公に相応しいのですよ」
「きっと皆さんもわたくしの華麗な活躍を待っている
はずですわ。今回だけですからね。
わたくしの寛大な御心で許して差し上げますわ。
次回は主人公に戻しなさいよね」
一つ息を吐いて、気持ちを落ち着ける。
「ところで、シオン。タスキの奴、わたくしの胸をスイスの
名峰一つにたとえててディスっていたわよね」
「いましたね」
「後で、呼び出してくださるかしら」
「畏まりました、アリアお嬢様」
「では、時間も迫って参りましたので今回はここでお開きと
させて頂きます。
皆様ご視聴ありがとうございました」
ペコ
「ねぇ、シオンはわたくしから主人公の座を奪わないわよね」
「もちろんですよ。私はお嬢様に従うものですから、
お嬢様よりも目立つことなどありえません」
「そう良かったわ。やっぱり、シオンはわたくしの最高の従者です」
シオンの背に汗が流れる。
「では、皆様。また次回わたくしが主人公の物語で会いましょうね」
バイバイ