明けましておめでとうございます。
今年もアリアとロアの物語をどうぞよろしくお願いいたします。
「こっちのスペースは、私たちが貰わよ。アリア!!」
ヒビキは空に向かって大きく宣言した。
そして、後ろを振り返り嫌そうに見つめるロアに言葉を掛けた。
「ロアちゃん、新年のあいさつをしましょう!」
「ヒビキ、それは必要か?」
「何言ってるの!?挨拶はとても大事なのよ」
「・・・」
「そんな嫌そうな顔をしないでロアちゃん」
ヒビキがロアの口元を指で強引に笑顔の形にする。
「さあ、可愛い笑顔が出来たよ、ロアちゃん!」
ヒビキの嬉しそうな声が届く。
「はあ、分かったよ、ヒビキ」
「本当!!よっかた。じゃあ、一緒に言いましょう」
「「明けましておめでとうございます。どうぞ今年も、私たちの物語を
どうぞよろしくお願いいたします。」」