• 現代ファンタジー
  • 現代ドラマ

【資料】結索標本について(イラスト付き)


結索標本(ノットボード)について、知らない方が多いと思うので軽く解説しておきます。時間が無い方はイラストだけでも見ていってください(絵が下手なのはご容赦ください)。


ロープワークという言葉なら誰しもが聞いたことがあるかと思いますが、結索標本というのはつまり、そのロープワークにおける色んな結び方を「標本」にして並べたもののことです。ここでは特に、船や海上作業でよく使う結び方を中心にまとめて並べたもののことを指します。

ただの板に並べただけの無骨なものも多いですが、ちょっと洒落たものだと、絵画用の額縁の中に結び方の名前を刻印した真鍮プレートなどと一緒に飾ったりしてます……と文字だけでは全然ピンとこないでしょうから、とにかくイラストを見て大まかなイメージを掴んでもらえればと思います。

ただし、「彼女と私の結索標本」や「うみコト!」に出てくる結索標本は、イラストよりももっと豪勢なものをイメージしています。普段イラストを描かない作者には、これが限界だったんです……
本当は、手持ちのものがあればそれを写真に撮って載せたんですけどね。かなり前に横浜のとある資料館の売店に1万円くらいで売ってましたが、今思えばあの時に買っておけば良かったです。

もし結索標本に興味が湧いた方は、是非とも「結索標本」や「knot board」で検索してみてください。好きな人は絶対に好きになるはずです。

2件のコメント

  • 結索標本、つい数日前に某所で目にし、娘にロープの結び方の標本だよ、と説明したばかりだったので、あまりの奇遇に驚いてしまいました。

    海事博物館など、船に関わる展示ではよく見かけますよね。

    私は紐を指示通りに結ぶというのが苦手で、どうしても覚えられません。
    弓道をやっていたので、弦を弓に掛ける弦輪を自分で作れないといけなかったのですが、これ一つ覚えるのに大変な苦労をしました。

    そんなこともあって、結索標本を見るたびにある種の憧れを感じます。
    実用のものが結果、美しかったり洒落ていたり、というのもまた良いなぁと思います。

    それにしても、普段絵を描かれないとのことでしたが、そうは思えません……とても素敵です。

    短編の続きも楽しみにしております。
  • Skorca様
    コメントありがとうございます。あと、早速お読みいただき感謝です。後編もなるべく期限内に載せられるよう頑張ります。

    それは確かに奇遇ですねー。
    ロープワークはなんというか、何百回とか繰り返して身体に染み込ませる感じですね。船や海の場合は基本のロープワークの習熟具合がそのまま命に直結するところがあるので、覚えるときの必死さが違うというのもある気がします。


    〉実用のものが結果、美しかったり洒落ていたり

    ですよね、そういうのが良いんですよね!
    共感してもらえるという方がいて嬉しいです。

    あと、イラストもお褒めいただき恐縮です…実は、独学で絵の勉強をしていたことがあるんですよね。小説を書き始めたので中断というか挫折しましたが…(笑)
    だからこそ、特に人物を描いてしまえる方は本当に凄いなあと常々思ってます。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する