AIを使用した小説がランキングで1位をとったということで議論が沸き起こっているようですね。
私はそれを批判的に書いたエッセイに☆3でコメントレビューもしてる訳ですが、少し私自身の考えもきちんと書いておくべきだと思いました。
私自身の正直な考えはAIは使い方次第だと思っています。
最近、Mac OS用にChat GPTを統合したブラウザChat GPT Atlasというブラウザが出て、かなり評判がいいようです。
まだWindows用が出ていないので、私はまだ使ったことが無いのですが、使えるようになったら、リアルタイムで校正してもらいながら原稿を書くのに使えないかと思っています。要は誤字とか脱字とか指摘してもらおうという訳ですね。校正にかかる時間も馬鹿にならないので、これは結構いいかなと。
後、決まり文句とか熟語だったり、決まった言い回しがあるはずなんだけど思い出せない、なんて時に教えてもらうくらいまではいいかもしれない。
こうした、あくまでツールとして使う分にはAIは否定されるものでは無いと思います。
一方で、まるごとAIに出力させ、プロンプト以外、人間の手が入っていないものを、AI出力であることを伏せたまま、そのまま世に出すというのはよろしくないと思います。
ましてや今回問題になったように大量に投降してしまうというのは避けるべきだと。
なお、今回の議論で見かけた論調の一つで、「AIに駆逐されるものはその程度なのだから駆逐されて構わない」というものがあったのですが、私はこれに与しません。
要は、真に優れた小説はAI小説などに駆逐されることは無く、AI小説に埋もれてしまうような小説は程度の低いものだから駆逐されても構わない、と言ってる訳ですが、この論調には以下の問題があると思っています。
・Web小説はそもそも大量の小説が投稿されていて、良質の作品なら埋もれず読まれる、なんてことは無い。
・どんな良作家であったとしても初期は初心者で、駆逐されるような作品を書いていたかもしれないわけで、そうした将来、良作家になる可能性のある作家の卵を潰す、あるいは遠ざけてしまう可能性がある。
以上が私のAI小説に対する考えですかね。AIも結局ツールなので、使い方次第なんですけど、その「使い方次第」について各人の許せる範囲が違うので論争になるのでしょうね。
私の意見が絶対などと言うつもりはありません。あくまで個人的考えです。