皆様、週末いかがお過ごしでしょうか。
私はカクヨムコンに向けて「アラバインの竜王Ⅱ」の書きためをしていました。
遅筆の私には珍しく、昨日と今日の午前中だけで4話書きためできて絶好調。
今日のうちにもう1話仕上げようなどと思っています。
さてさて、タイトルにもつけた「メディアの違い」。
これ今期のアニメ、「千歳くんはラムネ瓶のなか」を見て思ったことなんです。
ネットの感想を見ると、賛否両論と言うより、圧倒的に否が多いように感じます。
曰く「主人公の陽キャ演出が痛々しい」とか「主人公(ヒロイン)が気持ち悪い」とか。
まあ、ネットは何事も否定から入る人が多いですし、満足している人は意見をわざわざネットに書かないということもあるでしょうから、表面的なネットの意見だけを世論とは捉えられないんですが、まあ、否定的意見がほとんどというイメージです。
で、私自身の意見ですが、まあ確かに否定的意見が多くなるだろうなあというものですかね。
誤解無きように言っておくと、私はチラムネの原作については、数あるラブコメ系ラノベの中でも一番好きと言っていいくらい原作大ファンなんです。
あの瑞々しい風景や心象の描写。何でも無い福井の風景までもが映画のワンシーンのように目に浮かぶ筆致は紛れもなく素晴らしいと思ってます。
でも、それをアニメにしてしまうと、そういう描写よりも主人公達が(あえて)明るく振る舞っている姿だけが浮き上がって、冒頭にあるように「痛々しい」とか「気持ち悪い」っていう感想になるのは仕方ないかなと。
しかも原作でも第1巻は賛否ありましたからね。続く2巻以降で主人公達の過去やトラブルに向き合う姿勢が描かれ、キャラの深掘りができるようになって納得感が得られましたけど。
恐らくチラムネはアニメに向いてない作品なんだろうなあというのが正直な感想です。
他にもメディアが違うと受ける印象が全く違うってのはありますよね。
例えば「彼女、お借りします」なんかは、原作漫画は今でもずっと読んでいますけど、アニメで声と動きが付いた途端、主人公がキモすぎて1話切りしました。
あと、アニメにもなった「クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。」なんかは、漫画で先に入って後から原作小説読んだんですが、最初は面白いと思ったものの、ギャグ漫画のノリをひたすら文章でやっているのについて行けなくなった。
ほら、よくあるじゃ無いですか。ツッコミがボケを殴ったら床をどこまでもゴロゴロ転がっていくとか、虚空に「キラーン」と消えていくとか。あれ、漫画だからこそお約束表現として受け入れられますけど、あれを文章で大真面目にやられるとキツい。
やっぱり、アニメ、漫画、小説、それぞれに良さがあり、それぞれに合った表現があるようなあ。
……なんてことをぼんやり思った週末でした。
さて、午後もう1話書かなくちゃ。