「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」完結いたしました。
お読みいただき、ありがとうございました。
彼らの日々はここで終わらないので、ラストは日常感のある会話でぶった斬りました。
最後、山場を作ってみようかといろいろ書いてみたものの、めちゃくちゃ説教臭い会話になったのでやめました。
生きていることは素晴らしい。善悪。敵味方。
そうやって、すっぱり切り分けるのが好きじゃなくて。人間生きてりゃ、いくらでもグレーになるし、身汚く生きなきゃいけない日もあるし。
この話は勧善懲悪の物語ではないので、彼らはそれ相応にやらかしている。結構ひどいことを。
彼らが復讐のために手を汚してきた報いは、いつか必ず、受けたくないタイミングでがっつりと受けると思う。
そんなわけで、歯切れ悪い感じもあったと思いますが、「この時点では、彼らの日々はまだ続いているんだな」という解釈で見守ってくださるとありがたいです。