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谷崎の「文章読本」

例のdiscordイベントのまとめを復習で覗きに。

コメント欄が参考になりますね。チャーハンさんとグラフ屋とりさん、そして貴金属さんの動きに称賛のコメント。そこからのみなさんのやりとりのお陰で理解も深まりました。

あのイベントの中で文章や文体の話が一瞬だけ出ていたんですけど、さほど盛り上がることもなく「谷崎の文章読本ですかねー」「ですかねー」で終了。

卯月はメインの内容よりも枝葉のトコが気になる人。ええ、引っ張り出しましたよ、谷崎潤一郎の「文章読本」。

黒歴史のやつでも書きましたけど、文章を書くことへのコンプレックスが酷かったのでこういう本だけは持ってるんですよね。まるで成績の上がらない受験生が参考書コレクターになっちゃうような悪い例ですけど。

ですが。おおっ、読めるではないですか。持ってるだけで言葉も漢字も古い使用のせいで挫折していたんですけど……。その良さに気づくのに随分かかってしまいました。これは若い人にはキツイでしょうけど、きっとガチ勢は読み込んでいるのでしょうね。

川端康成の「新文章読本」は読みやすいです。読み終えると様々な文豪の話も含めて分かったような気になる。でも、当然読んだだけで文章が上手くなるなんてことはない。あと三島由紀夫やそうそう中村真一郎なんかも「文章読本」って書いてるらしいですけど、卯月は持っていません。

ここまで書いてなんですけども、ネット小説(主にファンタジー?)では文章なんてこだわらないのが正しいようで。いかに読みやすく、「離脱率」を防ぐかみたいなことが重要視されている模様(YOU TUBEの初枝先生の動画にはいつもお世話になっています)。

そうはいってもせっかく書くようになったし、そんな気どった文章もいつか書いてみたいなと思う卯月です。

今日の近況ノートは、意外に谷崎の「文章読本」って参考になりますよってお話でした。

連載のストックも切れてしまいましたので。今日明日はドラゴンノベルスに向けた中編と長編の書き書きを、いつもの水素より軽い文体で書いていく所存でございます。

では。

2件のコメント

  • 古い時代の本、読みたいとは思いつつ最初の1ページ目の漢字率でげんなりしてしまったりしますね。笑

    枝葉の部分気になるのわかります。笑
    自分もラノベがどうこう…とかより、「近畿地方」とか「朱い夏」とか枝葉のキーワードを書き溜めて聞いてました。質問回答より雑談の部分に主催者の本音が出るのではないかとか思ったり。
  • ですね。そう、本音はなんだろうって思いながら聞いてました。まあ、KADOKAWAの偉いお二人。卯月では読みとれるはずもなく。谷崎のアレを読み返す機会が貰えただけで価値はあったかなと思います。
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