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風邪と、蜜柑と

今年の八月上旬、僕はコロナに罹りほぼ一日中床に張り付いていました。ゼエゼエと息を切らしながら友人からの差し入れで貰った蜜柑に齧り付いた瞬間、果汁の花火が炸裂するかのような鮮烈な感覚が全身を駆け巡り、その余りの解像度の高さに、僕はその場に力なく座り込んでしまいました。食べ物の持つ力は、その時の状況によっても、大きく変わるものなんでしょうね。月並みな感想ですが。

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