退職の意思を示していた私と上司の面談にて。
上司の引き留め方が、想像を超えてきました。
恥ずかしいのでいろいろと割愛しますが、最終的に「辞めてほしくないです」とドストレートに言われました。
私が入社したことで、現場に少し新しい風が流れたそうです。
あっ、私、大したことしてないです。利用者さんと遊んだだけ。でもそれが、良かったみたい。介護現場は、業務・業務で本当に忙しいのですが、私は隙間を狙って利用者さんと遊びます(笑)
上司はそれを見ていたようで、私のマインドが職場に必要だと言ってくれました。
こんな風に言ってもらえると、めちゃ有難い。
しかも、この面談時に私、自分のことで涙腺崩壊……
「夫が倒れて、翌年に姑さんのガンに火災でしょ。そして今、姑さんのガンの転移に認知機能低下。もう、さすがに三年目は私も辛い。昨日ね、夜の11時に姑さん、居間のカーテン開けてたの。認知機能は、少しずつ落ちてきてる。なんのための抗がん剤治療なのか意味がわからない。壊れていく姑さんを見ていく方が辛いのに……」
と泣いていた。
ティッシュを用意してくれて、ただ黙って聞いている上司。
まるで私が泣いて、ストレスを発散するのを待っているようだった。
こういう上司の下で働けるって、そうそうないんじゃないかな。
結局、仕事量を調節して、働くことになりました。
年下の上司なのですが、まるで人生のメンターみたいだなぁと思います。