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ゆえに、勇者は選ばれた。理法について。

理法について、今のとこの設定をざっくばらんに公開しておこうかな、と。ただ、結構気分で執筆しているもので、変わってしまうかめしれないし、なんならそこまで続けず、俺達の戦いはこれからだ!にひてしまうかもしれませんが……。

魔法は、魔神がバラまいた魔力を元に、過程や理屈をすっ飛ばして、結果を生み出すもの。魔力ある限りノーリスクで、強弱あれど誰にでも使えます。

加護は、それを持って生まれさえすれば無条件で使えます。主人公の太刀川のは回数制限付きですが、無制限に使えるものが殆どで、なんならずっと発動しっぱなしのものも。生まれ持たなければ使えないし、ひとつも持たない人も居れば、複数所持している人も居ます。

対して理法は、その世界に産まれた人間なら必ず一人ひとつ持っています。ごく稀に途中で変わる人も居ますが、その場合は前の理法が消えます。

『理に触れる』とは理屈を知るという事で、理法を持った人は、程度の差はあれど、それに纏わる理屈が脳裏に叩き込まれます。

『理力』というエネルギーを、その理法に携わる物質や生物から紡いで発動します。例えば登場人物のアロースミス家は『炭素の理』を持っていますので、高密度の炭素を含んだ物質からエネルギーを頂戴しています。物質や生物が持つエネルギー量は年数と密度によって決まり、一度頂戴すると消えますが、また年数と密度によって復活します。

『理法』とは、理屈に沿った能力を発動する事です。これはもうそのまんまの意味で、魔法とは違い、過程や理屈をすっ飛ばす事は出来ません。『変換』と称して、所持している理法とは関係ない力を発動する事も不可能ではありません。しかしこれは効率が悪いので、エネルギーを節約するためにはなるべく専門家に任せたほうが良いです。

作中でクラウディア・アロースミスが幾度も炭素とは関係ないものを硬化していますが、あれは厳密に言うと、理力(エネルギーそのもの)を硬化しています。炭素の硬化より効率は悪いものの、アロースミス家は家中に宝石を組み込んで、自身も大量に所持しているので、エネルギー量が尋常じゃないので出来る、という感じです。それはラマウェイ家も同様で、生産輪廻の理は、生態系輪廻(生態系ピラミッド)の1番下、生産者(植物)から理力を頂戴しています。

本来は植物を操るのが特徴で、それが1番容易いので、まだ幼いレルラとラルラは植物のみを用います。力の応用で虫を操るまでがラマウェイ家の基本スタイル。動物を操るのはほぼ不可能ですが、現状では唯一、父親であるトーマ・ラマウェイだけが、理法で細菌(分解者)を操る領域まで至っています。祖父のジェイス・ラマウェイが劣っているわけでは無く、彼はとにかく虫に特化しているので、進化させたオリジナルの虫を操ります。(ミザリアの戦闘シーン書きたいけど、書けるかしら……)

理法は基本的には、他の理法を持った者に直接干渉する事は出来ません。というか本当なら、生物に干渉出来ません。なので、アロースミス家は生物を直接硬化する事は出来ません。しかし、圧倒的な力の差があり、尚且つ対象の赦しがあれば可能です。なのでラマウェイ家は、虫ととても仲良しというわけです。

……作者はレヴィーナ・ラマウェイが1番のお気に入りキャラ(の予定)なので、彼女をもっと書きたいのですが、如何せんラマウェイ家のチート性能をどこまで書こうか決めかねておりまして……。

長くなりましたし脱線もしまくりましたが、だいたい理法については現状こんな感じ。この自己満足を読んで下さった方が居ましたらありがとうございます。何か質問があったら、コメント頂ければ返信でお答えするか、また報告書に、書きます!

ではっ!!

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