今流行り「異世界モノ」な訳ですが、主人公は異世界転移者でも異世界転生者でもありません。現地人が主人公なのを書いてみたい。現地人から見た「異世界転移者/物」を書いてみたいと思って始めてみました。
世界観は北欧神話とクトゥルフ神話を参考にしております。寿命を延ばす「金のリンゴ」こと「金の鈴」及びそれがある「イズンの森」は北欧神話の「若さを保つ金のリンゴとそれを世話する女神イズン」が元ネタです。
主人公の名前は「ベル(鈴)」にしようと最初から決めていたのですが、もうちょい長めの名前にしたいと思っていたら「そう言えばイザベルと言う名前の女王いたな」と思い出して「イザベル」にしました。しかし調べ直したら「スペインの女王」だったので主人公の国で使われる言語はスペイン語もしくはそれっぽい言葉にしております。
さらにイザベルの国「カンパーナ」はスペイン語の「鈴」が由来です。最初は「ベルウッド(直訳すると鈴木)」にしようと思ってましたが、あまりにもまんま過ぎるなぁと思って「鈴」はスペイン語で何と言うかググって名付けました。
第1話その1に登場する「スズラン」も主人公のセリフの中ではスペイン語の「リリオ・デル・バリエ」になっています。一方で隣国「ルーリエ」のアルベルト王子が「スズラン」のことを「ムゲット」と呼んでますが、「ルーリエ語」はイタリア語とそれっぽい言語にしております。
異世界ファンタジーを書くのはおよそ10年ぶりですが、現代モノと違って世界観を説明する描写を入れなければならないのでかなり長くなってしまいました。しかもこれから重くなっていくので、ときどきギャグ描写を交える予定です。