こんにちは。
このたび連載中の学園ミステリ、『迎陽花』が完結しました。
ありがとうございました!
最後まで、楽しんでいただけたら嬉しいです。
タイトル『迎陽花』
https://kakuyomu.jp/works/16817330662681391586
高慢な坊っちゃんと鉄面皮な使用人(少女)の主従×青春学園ミステリー。
あらすじ
光芒学園中等部一年生、碓井由岐治には、不届きな使用人がいる。
「このグズ! お前みたいなの使ってやる主は、僕ぐらいだぞ」
「ひどい言葉を使うのはよしなさい、坊っちゃん」
赤城ひばな、中等部二年生。幼馴染である彼女は、鉄面皮・冷血・怪力の変り者。使用人のくせに、由岐治の言うことを聞いたためしがない。その上、やたら学園生に好かれていて――彼女に巻き込まれ、由岐治は「主従探偵」などと呼ばれるはめに。彼女は目下、由岐治の目の上のたんこぶであった。
「お前なんか、いつか追い出してやるからな!」
「いいえ。私は坊っちゃんの使用人です」
ある秋の日、由岐治は先輩である相羽の誘いで、生徒会書紀・矢絣理沙の誕生パーティーに招かれる。
「“主従探偵”の話を聞かせてくれよ」
断れず渋々、赤城をともない参加する由岐治だが……
「何だ? この空気……」
「坊っちゃん、美味しそうなケーキですよ」
「馬鹿、うかつに食べるな!」
楽しげな空気の中、パーティーの生徒たちの間には、複雑な人間関係があるようだった。
そして事件が起こり――由岐治と赤城は、“主従探偵”として、力を振るうこととなるが――?