ただいま嘘告を題材にしたお話、そしてずっと取り入れることのなかった義妹を書いてみようと思い頑張ってます。
10話とか15話くらいかな、それくらい書き溜め出来たら公開しようと思うのでもし良ければ読んで下さると嬉しいです。
〜以外冒頭的なやつ〜
「私、結城君のことが好きだったの!」
少しだけ茜色に染まった空を背に神崎さんはそう言った。
「……俺を?」
「うん」
確認するように聞くと神崎さんは頷いた。こんな美少女に告白されて嬉しい、と俺は素直に思うことが出来なかった。何故なら彼女に関するある噂、それは見た目にそぐわないほどの性格の悪さというものだ。
告白してきた男子は玩具のように扱い、時に相手を誤解させるような言動をして反応を楽しむ……そんな感じの噂だ。
「……………」
しかし、それでもこの夕日をバックにしている美少女というある意味幻想的な光景を前に俺は茫然としてしまった。そして、そんな俺の反応を神崎さんは……面白そうに肩を震わせて笑った。
「くく……あはは! アハハハハハハハッ!!」
「……っ」
それは俺の反応を見て初々しさに笑ったとかそんなものじゃない、彼女はまるで俺を馬鹿にするように“嗤って”いた。そんな神崎さんの姿を見て俺の心は急速に冷めていくのを感じた……いや、たぶんこんなのだとは思っていたんだ。俺と彼女に接点と呼べるものはなく、好かれるようなことは一切思いつかなかった。
〜ここまで〜
ヒロインはこの告白してきた子ともしかしたら登場予定の義妹も視野に入るのかなとは思います。よくある二番煎じみたいな感じではありますが、また可愛くヒロインを書けたらなと思います。