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文学作品にポスト・伊達直人(タイガーマスク)はいるのか?

そろそろ卒業式。そして来月は入学式ですね。数年前ランドセルを寄付する篤志家タイガーマスクが現れ、話題になりましたが、その後を調べてみました。

 ランドセル寄贈のタイガーマスク「疲れた…」→後継者が登場 岡山 - withnews(ウィズニュース)
 http://withnews.jp/article/f0160122001qq000000000000000W02j0401qq000012928A

善意は5年も続いていたようです。そして他の人に受け継がれていくようです。タイガーマスクさん、お疲れ様でした。古い内容で恐縮ですが、当時の自分の日記を転載し、拝謝したいと思います。


2011年1月12日(水)

話題のランドセルマン・伊達直人ってのを。ワタクシ、首相に対するメッセージ性ばりばりな名前やなぁと勝手に推量しておりました。えーっと、「こちとら侠気のある粋な直人なんだぜ」的意味なのかと。。。
タイガーマスクの本名なんだそうですね。タイガーマスクに本名があるってことにハゲシイ衝撃を覚えました。そうか、あのマスク脱げるんだな。その下に素顔があるんだな。なんかグイン・サーガの虎男とも混同しておったようです。もう私、ダメかもしれんね。

ダメな私は置いといて。来年も再来年もこういう善意は続いていくといいよねぇ。「今日は伊達直人の日」みたいのが浸透するとステキ。


2011年1月15日(土)

虎の話題、続いとります。
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善意のランドセルマン・伊達直人に関連したネット書き込みに、
「こういう真似が文学作品の主人公名で出来るかい? 漫画は捨てたもんじゃないんだぞ!」
というような趣旨のコメントがあって、これ、都知事宛になっていましタ。とても含みを感じます。あぁ、アレですねぇ。分かります。イイ含みだ。もっとヤレ。

で、条例の是非だのは置いといてー。果たして文学作品に伊達直人ばりの活躍が期待できそうな登場人物って本当にいないんかなぁと。そう思ったもんでつらつらと考えてみました。

いの一番に浮かぶもの。やっぱ、『あしながおじさん』だよね。ってか、これ実際に基金があったよね。でも、児童書だし、国産じゃないし。これから連想できる和物は「紫のバラの人」で……ダメだ。漫画に戻ってしまう。えーっと、文学で男が少女に援助ってぇと……。ぎゃー、寡聞にして『源氏物語』か『痴人の愛』しか浮かばない。
「この赤いランドセルを背負い、教育と作法を身につけて、どうぞわたし好みの女性にお育ち下さい。by光源氏」とか。ものすごくイヤです。取り締まって下さい。

この路線だとダメっぽいので、思考を変えて。
「蜘蛛だけじゃなく子どもたちも助けたい。地獄のそこから。byカンダタ」
「恥の多い生涯を送って来ました。 自分にはランドセルのない生活というものが、見当つかないのです。by大庭葉蔵」
「俺の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない。byタイガーマスクに賛同する虎」
うーん、どれもイマイチ。末広がりな慈善になりそうな気がしない。最後は虎繋がりってだけで持ってきてしまったし。二番手はちょっとは面白いと思うんだけど、人間失格した奴からもの贈られたくないよなぁ。常識的に考えて。……ダメだ。文学、この点において勝ち目ナシ。伊達直人に勝るものなし。

最後に。
「老婆と二人で贈ります。by下人」
というのも思いついたので書いておく。これはニュースを伝えてくれる記者さんが、「善意の下人の行方は、誰も知らない」とヤってくれないと空恐ろしく無意味である。

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