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紫陽花の魔女と護衛騎士 53*更新

 更新できました!

 今回は一週間ほどで書けましたね……! 前と同じ感じに書けてますね……! 書けて私もありがたき幸せです。書けない間も読んで下さったりブックマークして下さりありがとうございます……! 嬉しいです……!

 さてさて、内容ですがとりあえずよかったですね。次回ももう少しだけ引っ張りますが、次回以降からまたロゼフィアとジノルグの話になるかなと。もう終わりに近付いてますね、少し寂しいですが、書き上げたいなぁとは思ってます。ヒューゴとエマーシャルは今後一緒に動く事になります。よかったねヒューゴ、これできゃあきゃあ言われないよ……!←それじゃない

 そういれば少し前にキスの日がありましたね。書きたいなとは思ったんですが、本編もあるし無理かなと思って書くの諦めました……残念。どうか本編をお楽しみに……! でもヒューゴとエマーシャルならいいかなと思って書いたので、気になる方はどうか読んでもらえたら(笑)

 それでは、次回も楽しんでいただけたら嬉しいです。






・キスの日の話






<ヒューゴの場合>

「髪、伸びてきたな」
「そうですか?」

 言われてエマーシャルは自分の髪に触れる。
 確かに伸びてきたかもしれない。肩を超すくらいになってきた。

「伸ばすのか。それとも切るのか」
「そうですね……どちらがお好みですか?」

 正直どちらでもいいと思いながら聞く。
 するとヒューゴはあっさり答えた。

「どっちでもいいだろ」
「…………」

 分かってはいたが、即答だった事に少し微妙な気持ちになる。
 だがそれはそれで彼らしいと思い、大して気にしないでおいた。

「私も同意見です。このままの流れに身を任せようかと」
「そうか」

 ヒューゴは座っていたのだが、わざわざ立ってこちらに近付いてくる。
 自然な流れで髪に触れてきた。

「長いのが気になります?」
「いや……」

 しばらく触れたままだったが、急にこちらの目を見てくる。

「少し後ろを向け」
「?」

 なぜだろうと思いつつ、言う通りにする。
 さらっと後ろの髪が上がったと思えば、首よりも少し下の位置で何かが触れた。

「っ!」

 思わず身体をびくっとさせれば、ヒューゴは離れる。
 エマーシャルは振り返ったが、ヒューゴはまた椅子の位置に戻った。

 そしてこちらを一度見てにやっとする。
 まるでしてやったり、という顔だった。



 ヒューゴの場合:背中






<エマーシャルの場合(ヒューゴの話の続き)>

 ドヤ顔をされてこちらは少しむかっとした。
 いきなりされてはこちらも反応に困るというものだ。

 エマーシャルはすぐにヒューゴの背後に周り、いきなり抱き着く。

「っ! なんだ急に」
「先程の仕返しです」
「頬にでもするつもりか?」
「まさか」

 鼻で笑いつつ、エマーシャルは顔を動かす。
 すぐにヒューゴの左耳に口付けた。

 彼は驚いたように後ろを振り向いた。
 だがエマーシャルは猫のようにすっと逃げる。

 舌を出して馬鹿にすれば、ヒューゴは片眉を動かす。
 だが若干顔は笑っているようにも見えた。


 エマーシャルの場合:背中




 ここまで読んで下さいありがとうございました! 二人だったらこんな感じかなぁと(笑) それでは次回もお楽しみに。

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