ごきげんよう。
「いきなりクライマックス」があるなら「唐突に壮大な序章」があってもよいのではないかと思いながら、ぼんやりコーヒーを飲んでおりました。
早足で駆け抜けようとする秋の気配を惜しむように、薄雲を淡く彩る朝の光が私の額をそっと撫でていくのです。
風がほのかに咲初めの金木犀の香りを連れ、郷愁や切ない思い出も運んできます。
――だが、その時の私は知る由もありませんでした。
今日この日があの愚かしくも輝かしい物語の幕開けになるとは……。
バーン! ジャジャーン♪ (壮大っぽい音楽)
さあ、壮大な物語が始まりました。(始まってない)
そんな妄想しつつ、今日もぼちぼち。
_(:3」∠)_