これまでの人生でまさか、自分が小説を書くことになるとは全く思っていませんでした。
というのも、小説を書いたことはもちろん、読むことすらほとんどなかったからです。
きっかけは、実際に地元に残る歴史と、我が家に伝わる古い口伝を調べ始めたことでした。
「この話はいつ頃のものなんだろう?」
「この人物は本当にいたのかな?」
「なぜこんな話が400年近く残っているんだろう?」
そして、当時の社会や人々の生活を想像している中で、
「ここに現代の人間を一人放り込んだら、面白いんじゃないか?」
と思ってしまいました。
いわゆる、転生ラノベの定番の設定です……。
職業は、自分でも想像しやすい病院薬剤師……。
薬もない。
医療器具もない。
病院もない。
そんな戦国時代に薬剤師が行ったら、いったい何ができるんだろう。
2、3日いろいろ妄想していると、史実、口伝、登場人物の設定がつながり、気が付けば400年を超える歴史の謎がプロットされ、その勢いで一話を書いていました。
現在は、地元の史料を調べたり、戦国時代の暮らしや医療についてさらに調べたりしながら、少しずつ続きを書いています。
最初は軽い思いつきだったはずなのですが、調べれば調べるほど「あれも使える」「これもつながる」と話が広がり、いつの間にか話が大きくなってしまいました(笑)
史実を大きく動かすような壮大なお話ではなく、史料と史料の間に暮らす登場人物たちの物語にできればと思っています。
一応、完結までの構想は準備していますが、予想外の大風呂敷を広げてしまった初めての小説、ということもあり、どこまで書けるのか自分でも分かりません。
とりあえず、のんびり続けてみます。
気長に見守っていただけたら嬉しいです。