カクヨムで初めて投稿した『メディア芸術部のクリエイティブな日常』でしたが、その投稿時にたまたま『脚本(ホン)で読みたい!』という企画を目にしまして。まだ右も左もわかってない状態だったので(未だにか)「企画ってなんだろう?」ぐらいの感じだったのですが、丁度当作品の内容に合った企画だなと思って、気にはなったのですね。
ただ、作中劇の部分を「脚本っぽく」は書いているけど、厳密には脚本の書き方を守ってはいませんでした。当初の構想としては「作中劇の部分は脚本形式で」と思っていたのですが、「普段脚本を読む機会のない一般の方が読んでも理解できないのでは?」と考え直し、最終的には「脚本形式と小説形式の折衷案で行こう」となりました。
とはいえ、折角なので、きちんとした脚本という形でも残したいなという事で、今回別途『夢を紡ぐ物語』を投稿した次第です。
正直言うと、この脚本自体が『本編のネタバレ』になってしまうので、出来れば間を置いて公開したいところだったのですが、いかんせん『メディア芸術部のクリエイティブな日常』のPVがまったくもってこれっぽっちも伸びない状況。もはや諦め気分ですね。
小説と脚本はまったく違うものです。
詳しく話し出すと長くなるので今日のところは割愛しますが、脚本では「小説的(文学的)な表現」は避けるべきものです。たんたんと状況のみを説明していかなくてはいけない。所謂『文体』みたいなものは邪魔なだけ。
普段小説を読んだり書いたりしてますと、ついついそういうのが出ちゃうんですよね。
一応、脚本に関しては授業で教わってはいるのですが、脚本家志望だった訳でもなく、正直よく憶えてないです(汗)。ひとつ印象に残っているのは、最初の登場人物紹介のところに「血液型は書くな」と言われた事。この業界では血液型占い信じられてないんだな、と思って印象に残ってます。自分は結構、キャラ設定で血液型とか誕生日とかこだわっていたので。血液型占いはもちろん、誕生日も星座占いは気にしていて「水の宮同士なら相性がいい」とか考えてたんですよね、高校生の頃とか。
まあとにかくですね、作中で脚本を担当しているのは花菱百合架ですが、設定としては「プロも目指せるレベル」くらいのイメージなので、それを自分で脚本書くのはハードル高かったですね。こんなものじゃダメかもしれないけど、まあフィクションなので(言い訳)。