巴屋伝助

居候が一気に二人増えるエピソードです。
三人目の幽霊となる片倉陽平は映画俳優と見紛う美形ですが、気質ではなく詐欺師。死因も現世を彷徨う理由も今はまだ不明ながらも、主人公高村の友人であり、面倒見の良い男です。
四人目となるウィリアム・ハーディーは、江戸時代に切支丹として捕らえられ獄死した泣き虫な若きイギリス商人。

このエピソードも昔書いた時からずいぶん加筆しました。
久しぶりによみかえすと、自分の書いた登場人物たちに再び出会ったような懐かしさとうれしさを感じますね。
気楽に楽しんでいただけると幸いです。

https://kakuyomu.jp/works/16816700428914793160/episodes/16816927859852349001