数多くの方(私としては)ご覧いただいた拙作『MR』ですが、第三〇回電撃文庫大賞のWEB応募にあたり、非公開とさせていただきます。
どうなんだろ、厳密に言えば非公開とする必要ないのかな? いくらQ&A見てもわからんし、そんな理由で選考外れたくないし、なんて臆病心からくる選択です。なにとぞご理解いただければ。
とまれ、初めて一応に満足いくものが書けたように思う。
とはいえ、粗は目立った。書きたいシーンは山ほどあったけれど、もう体力の限界だった。交代制の工場勤務に小説執筆は確実に相性が悪い。絶対今年辞めてやるんだ。
これからはもっと真摯に、ラノベ作家になり著作がコミカライズされアニメ化しスロット化されてそれを打って万枚出すという夢に向かってひた走りたいと思う。
閑話休題。
され、なぜ小説家になりたいと思ったのか。
思えばはるか小学校のときに祖母に作文を褒められたことがきっかけだったか。
そして中学の時、読書感想文をコンクールに出すと教師に言われて、舞い上がった。
まあ、その小説が『半分の◯がのぼる空に』の一巻で、それを見せられた教師のなんとも言えない表情は、きっと、「うわ、まじかよ」的な意味が込められていたんだろうけれど、当時の私は一切気にすることなく、自分の能力に自身を持っていた。
ああ、私はいつか小説家になる。
そう思っていたのに、いつの間にか歳を重ねていた。
ギャンブルにのめり込み、借金さえこしらえた。
惰性に生き、怠惰に過ごした自業自得。
そして今、再出発の時。
頑張れ私。