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ときてっと

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  • 3月6日

    妹だけど勝ちヒロインですわよ!

     おろかなにんげんどもの皆さん、ごきげんよう。  ときてっとですわ。  「虫屋ときつね」も物語が進んで、ゲンマ様、イヨちゃん、そしてうずちゃんのファミリーにスオウ、ウイキョウ、ヒスイの妖怪(怪獣?)娘達が仲間に加わり賑やかになってきましたわね!  蜘蛛だけに手先が器用なスオウに、蛇の癖にお喋り大好きな双子姉妹と言うキャラ付け、なかなか面白いんじゃないかしらってわたくし思っておりますのよ。  そして物語の定型も見えてきましたわね!  そう、「虫屋ときつね」はゲンマ様とうずちゃんコンビが虫捕りの冒険に赴き、イヨちゃんサイドはお留守番でドラマが進行してゆくのが基本ですわ!  勿論、この役割分担はしばしば崩れ、変化球となる回もあるワケですけれど……それはあんまり話しちゃうとつまらないですものねっ。  更新中の本編と先行公開の形となるゲーム版をご覧になってくださいまし。  さて、第4話のお留守番ではイヨちゃんが蝶の人工交配で遊びながら、お兄様との睦言を夢見てロマンチックですわね!  玉匣兄妹が番う事は呪いによって宿命づけられており、彼らを取り巻く妖異達はこれを肯定する応援団と言ったところ。  イヨちゃんはこの運命を受け入れつつお兄様にぞっこんラブな一方、ゲンマ様は妹に自由な恋をさせたいと言ってやや抵抗がありながらも妹大好きと言うのがこの物語における「恋愛」と言う事が此処までで示されていますわ。  兄妹の背景が昆虫や標本箱、様々なモチーフと重なる事で物語に面白味と奥行きが生まれる訳ですけれど……  4話でイヨちゃんは、人間が近親恋愛を忌諱するのは社会性に重きを置いている為で、動物達は別に問題にしていない、と言うような事を考えて、自分とお兄様との恋愛を肯定していますわね!    けど、これって本当の事でしょうか?  そもそも動物は別に人間のように「恋愛」して番うワケでは無いので、合っていると言えば合っていますわね。  でも、勿論動物にだって近親交配を避ける仕組みがございます。    例えばおろかなにんげんどもの皆さんも大好きなライオンさん!  ライオンさんはネコ科動物の中でも唯一群れで暮らす事で知られる社会性を持った動物ですわ。  この群れはプライドと呼ばれ、ほぼ血縁関係にあるメスとその子供達で構成された母系社会ですの。  オスは群れに顔を出したり出ていったりと、一か所に留まらないのは、近親間の交尾を避け、遺伝的多様性を保つ仕組みでもあるのかもしれませんわね。  おろかなにんげんどもの皆さんに近い動物では、同じ霊長類のチンパンジーは、逆にオスを主体とした群れを形成します。  オスが放浪するライオンとは逆に、性成熟したメスの方が群れを離れて別の群れに移る事があり、やはり結果的に近親交配を避けていると見る事も出来る。  どうしてそうするのか、動物さんに尋ねてみたわけでは無いので真相は不明ですけれど、そうした方が生存に有利だったために、脈々とこうした仕組みが受け継がれてきた。  こういう事じゃないかしら。  「虫屋ときつね」において兄妹の恋愛に肯定的なのは、それが彼らの主観だからですわ。  もし、兄妹に敵対する勢力が現れたなら……その敵は兄妹の恋を否定し、引き裂こうとする相手かもしれませんわね。  わたくし、一応先の事も考えておりますのよ!  尤も、現在公開しているゲーム版「2」までのストーリーでは、まだ敵対勢力らしきものは影も形もなく、兄妹の仲は深まってゆくばかりですけれど……。  続く第5話はゲーム版第一作「たかひひる妖異伝」収録話数のうち、ハイライト的一話。  少年漫画的な熱い回となっておりますわ!  この作品、ゲンマ様とうずちゃんのカラっとした潔い関係と振る舞いも見所ですのね!  第5話で生れた因縁は、ゲーム版第二作「薄明に刃燃ゆ」にも繋がっていきますわよ!  と言う事でゲーム版もよろしくですわ~っ! 参考リンク https://tokiteto.chu.jp/musiya_to_kitune_top.htm
  • 2月22日

    「いきもの大図鑑」だけじゃありませんことよっ!!

     おろかなにんげんどもの皆さん、ごきげんよう~!  ときてっとですわ。  「虫屋ときつね」、第2話の投稿が始まりましたけれどご覧になって?  早速イヨちゃんが蝶の展翅をするシーンからの導入です。  おろかなにんげんどもの皆さんも昆虫標本って興味があるんじゃないかしら。  博物館に行くと日本の身近な虫から世界の希虫まで、それは美しく箱の中に整列して、こんなの書斎にあったらな~って憧れちゃいますわよね!  でもやっぱり、標本は取り扱いが難しいのがネックですわね……。  うっかりすると虫に食われてしまいますし、あんまり日が当たっても退色が進んじゃうし、こういう悩ましさも「虫屋ときつね」ではコミカルに描いておりますわ。  けれど皆さん、ここは日本でしてよ!  日本人ほど虫や動物を身近に愛する者はおりません。  巷には本物と見紛うような虫の玩具が溢れていて、標本に対する飢餓感を埋めてくれるのですわ!  今日はわたくしお気に入りの生き物玩具を、昆虫以外も含めてご紹介いたします。  まずは天下のバンダイですわね!  「いきもの大図鑑」っておろかなにんげんどもの皆さんもご存知なんじゃないかしら!  ガチャポン売り場で売ってる、500円とか2000円とかする高級なガシャなんですけれど、これが実物標本をCTスキャンした3Dデータから造形を起こした、超リアル玩具なんですの!  特にわたくしが驚いたのは……鱗翅目の成虫ですわねぇ……。  わたくし、翅脈が立体再現された蝶のフィギュアなんて初めて見ましたわっ!  このシリーズ、わたくしもかなり注目していましてよ!!  でも、バンダイさん、うっかりですわね。  概ね高品質ではありますけれど、しばしば明らかな間違いが含まれるシリーズもあり、監修不足を感じる事もありますわ。  尤も、そんな隙を探すのも楽しいジャンルでございます。  正確性と美しさに重きを置いたものだと、スタジオソータの「アニマリエコレクション」これも大注目ですわね!  特に昆虫シリーズは国内の昆虫標本の第一人者として知られる福井敬貴さんが監修から原型モデリングまで手掛けられており、実物標本を越えた理想の昆虫を再現するとは、最早芸術の域ですわ!  蟹蟲修造さんが原型を務める爬虫類シリーズも超絶可愛いんですわよ!  スタジオソータって原型師さんの作家性に重きを置いているみたいで、そんなところも好感が持てるポイントですわね~。  それからわたくしが最も好きなのはタカラトミーさんの「アニア」シリーズ、これですわね~っ!  昆虫ジャンルは弱いんですけれど、動物園で見られる生き物を中心に様々な生物が網羅されているのが見所です。  生き物玩具って触るとすぐバラバラになって遊びにくいものが多いんですけれど、アニアは頑丈でちびっ子にも遊びやすいのが最大の魅力ですわね。  それでいて割に造形も正確で、立体図鑑的楽しみもありますわ。  アニアで最も注目すべきは……恐竜ですわね!  福井で見つかった日本の恐竜達が網羅されている点は見逃せません。  最後に紹介したいのが、またタカトミですわ。  タカラトミーアーツさんから発売されているガチャガチャ「あそべる生物フィギュア」シリーズです。  こちら、300円と言う低価格にして手のひらからはみ出さん大きさのビッグな生き物フィギュアが出てくると言うものなんですけれど、このラインナップが非常に通で、造形も比較的正確でわたくし大注目しているんですの。  でも、正直なところこのシリーズ、おたくの皆さんからは侮られていますわ……。  なんでなんですのーっ!?  皆さん、このシリーズ大変に通でしてよ!  多分作ってる人は……スタッフが公開されていないので謎ですけれど……かなりその道に詳しい気がしていますわッ!!  一つ例をあげてみましょう。  例えば2024年6月弾のあそべる生物フィギュアシリーズ「ガチャアクションTHE恐竜 海をゆく影」には、海や水に纏わる古生物達が収録されています。  ラインナップは「プレシオサウルス」、「スピノサウルス」、「ティロサウルス」、「アンキロサウルス」の4造形ですわ。  プレシオサウルスとティロサウルスは絶滅種の海生爬虫類、海の生き物ですわね。  スピノサウルスは海の生き物ではありませんけれど、水中生活に適応した恐竜として有名ですから、水関連ですわ。  では、アンキロサウルスは……?  アンキロサウルスは後期白亜紀の鳥盤類装盾類恐竜ですから、陸の動物ですわ。  「海をゆく影」に陸の恐竜が入っているとはおかしいじゃありません?  しかし、ここで「アンキロサウルス」って言うのが通ですのよ!  アンキロサウルスのような鎧竜最大の特徴である背中の鎧は皮骨と言って、ケラチン質からなり通常化石に残る事はまずないとされているんですの。  堅牢な鎧は一見すると化石に残りやすそうですけれど、違うんですのね。  けれど、ズール・クルリヴァスタトルやボレアロペルタ・マークミッチェリのように、ミイラと見紛う保存状態の良い鎧竜の全身化石が発見されている事もまた事実。  彼らが生前のシルエットを色濃く残した状態で化石として保存される最大の条件こそ、死後速やかに水中に流され、海底の泥に埋ってしまう事なのです!  もうお分かりですわね?  ガチャアクションTHE恐竜の「海をゆく影」とは、後期白亜紀の海を優雅に泳ぐプレシオサウルスらの事を指すと共に、命の尽きて海中に没し、悠久の時の彼方へと旅立つアンキロサウルスも表すタイトルなのですわ!!  この弾にアンキロサウルスが並ぶのは、動物の生態や化石の仕組みを深く理解した方のお仕事に他なりません。  いかがかしら、おろかなにんげんどもの皆さん。  これらの数々の逸品、玩具と侮るなかれ……欲しくなってきたんじゃありませんこと!?  16世紀に大航海時代が幕を開け、ヨーロッパの荒くれ者どもが世界の海を冒険するようになると、様々な奇妙な生物が発見されるようになり、これに魅せられる者が多く現れました。  当時はまだ、標本のコレクションはお金持ちの優雅な趣味に過ぎず、その頃は生物を専門にする学者先生がおりませんでしたわ。  しかしやがて、世の不思議を解明しようと言う志ある知恵者が現れたんですの。  17世紀の末には世界各地から集められた生物標本を分類し、体系づけて理解しようと言う動きが出始めた……分類学の始まりですわね。  19世紀から20世紀にかけて、社会が発達して様々な文化的活動が大衆化してゆくと、ヨーロッパ各地で博物学ブームが起き、熱狂的な標本収集家が世界中に出現。  それはやがて日本へも伝播し、特に昆虫採集・研究の分野では他国に劣らぬ熱量を帯びていると言って過言でありません。  そしてまた、他にない文化として日本人は昆虫や生物をキャラクターとして愛したり、またリアルな玩具にして楽しんだりもする。  その最先端にあるのが、デジタル技術や職人の技を結集した様々の玩具シリーズであり、そしてその主戦場は今、ガチャポン売り場にあるのですわッ!!  これ程リアルな生物の玩具がその辺で普通に売られている国など、日本をおいて他にありません事よ!!  ……あら、わたくしとした事が……また熱く語ってしまいましたわね。  こほん。  それでは本日はこの辺でお暇させていただきますわ。  皆さん、ごきげんよう。 追伸  実はわたくし、ホームページで動物の玩具のレビューもたくさん書いているんですの。  近頃はモチーフの紹介も詳しく書く事にしておりますから、ご興味のあるかたは是非ご覧くださいね。 参考リンク https://tokiteto.chu.jp/0-note-lobot.htm  今回の画像は「虫屋ときつね」最初のバトル  螺旋狐VS鬼蜘蛛のシーンですわ!  ゲーム版にはこのような迫力のグラフィックから、アニメ演出も挿入されるので、こちらもよろしく。 参考リンク https://tokiteto.chu.jp/musiya_to_kitune_top.htm
  • 2月19日

    はらぺこあおむしってウソでしてよ!

     おろかなにんげんどもの皆さん、ごきげんよう。  ときてっとですわ。  まだ始まったばかりの「虫屋ときつね」ですけれど、皆さん読んでくださったかしら?  まあ、早速フォローしてくれた方がいるみたい、嬉しいですわ。  本日更新分で第1話が完結。  引き続き毎日、全部で6エピソード分を読みやすく分けて掲載してゆく予定ですので、是非楽しんでくださいね。  さて、本作品では広義の「虫」を特集しておりますけれど……  おろかなにんげんどもの皆さんは虫、お好きかしら?  虫にも様々な種類がございます。  やっぱり一番人気はカブトムシやクワガタのような勇ましい甲虫達でしょうか。  健気に蜜を集め、また他の動植物に寄生する膜翅目のハチ達も人の営みに関わる馴染み深い隣人ですわね。  昆虫と同じ節足動物門にはクモやダニを含む鋏角類や、ムカデやヤスデなどの多足類に加えて、食卓でもお馴染みのエビやカニを含んだ甲殻類もおります。  海に棲むものは例外として、クモやムカデも広義の虫と呼んで良い動物ですわね。  「虫屋ときつね」ではこのような広義の虫から、幅広く動物を扱ってゆくので、兄妹の恋のみならず、どんな生き物が怪獣となって登場するのかも見所ですわ。  お楽しみに。  本作の導入では昆虫の中でも特に蝶を取り上げておりますわ。  不思議の妖力を秘めた怪しの秘宝・妖蝶たかひひるを集め、イヨちゃんの寿命を取り戻す事が縦軸の大きな物語ですの。  昆虫の中で、蝶程美しい種はございません。  蝶と蛾を合わせた鱗翅目の仲間は世界に16万種もおり、日本だけでも6500種以上見られると言うのだから驚きですわね!  鱗翅目はぷくぷくむにむにで愛らしい幼虫として生まれてきて、蛹を経て翅のついた成虫の姿になる完全変態昆虫ですわ。  昆虫の基本形、おろかなにんげんどもの皆さんもいつか学校で習ったんじゃないかしら?  そう、体が頭部、胸部、腹部の構造からなる事ですわね!  幼虫の頃……つまりイモムシ状態の鱗翅目もまた昆虫に違いないので、同様に身体構造が決まっております。  割に硬めの頭部、胸脚のついたぷにぷにの胸部、そしてやっぱり柔らかい腹部と言う具合ですわ。  一般的なイモムシの場合、胸脚は成虫と同じく3対。  これは成虫の脚となる部分ですわね。  イモムシ時代では腹部にも4対の腹脚が備わり、末端に1対補助の脚がついておりますわ。  多くの場合、イモムシの基本形は胸に3対、腹に4対、末端に1対のあんよがつく姿が基本形ですの。  幼虫はぷにぷにの体を伸び縮みさせながら、この小さな脚をつかってむにむにと歩くのですわ。  愛らしいこと。  あら、おろかなにんげんどもの皆さん。  どうなさったの、そんなに顔をしかめて……え?  イモムシなんて気持ち悪いですって?  まあ、おかしなことを仰るのね!  ……確かにわたくしだって、ベッドにイモムシが這っていたら仰天して悲鳴を上げてしまいますわ。  思いがけない場面で未知の動物と出会うと、やっぱり少し怖いですもの。  けれど同時にイモムシは人々に深く愛されるゆるかわ造形をしている事もまた事実なんじゃないかしら。  イモムシをモチーフとしたキャラクターを探せば、数えきれないほど巷に溢れておりますもの!  例えばNHKのねんどアニメでお馴染みの「ニャッキ!」ですとか、絵本の「はらぺこあおむし」なんて赤ちゃんはみんな大好きですのよ。  ポケモンさんにも「キャタピー」と言うアゲハの幼虫をモチーフにしたものがおりますわね。  みんなみんな可愛くて、女性人気も高いんですのよ。  けれど、これらのキャラクターを見てゆくと、わかる事がございます。  それはイモムシをモチーフとしながら、身体構造がイモムシの基本形からかけ離れている事ですわ。  まずニャッキを見ていくと……  丸い頭のついたシルエットはモンシロチョウやセセリチョウ、マイマイガの幼虫を思わせる風ですけれど、  体には節も足も無く、かなりデフォルメされておりますわね。  次にはらぺこあおむしはどうかしら。  これは一見するとリアルな風ですわね!  でも残念、胸脚が2対4本しかありませんわ。  それに腹脚が末端の1対しかないのも不思議。  ひょっとしたらエリック・カールは昆虫の脚=6本と考えて、幼虫の脚も全部で3対6本として描いたのかもしれませんわね。  もう一つ不思議がありますわ。  実は蝶の幼虫って、寄主となる植物が決まっておりますの。  つまり、決まった種類の葉っぱしか食べられないのですわ。  絵本の中で、はらぺこあおむしは果物を見つけるとなんでも齧って穴を空けてしまいますけれど、本物の青虫は大変な偏食家なのです。  グルメですわね。  最後にポケモンさんのキャタピーですけれど、やっぱり脚の数が少なく、全部で4つしかございません。  けれどこれ、ポケモンさん的には正確なのですわ。   だってしんかしてバタフリーの姿になっても、手足合わせて4つなんですもの。  幼虫の頃の身体構造がしんかしても受け継がれている証に違いありません。  要するに、おろかなにんげんどもの皆さんが嫌悪感を抱く部位の正体こそが、ずらりと並んだ脚なのです。  キャラクター化する際はこの要素をデフォルメして描いているからこそ、広く万民に受け入れられた。  こういう理屈ですのね。  デザイナーさんも良く考えるものですわ!  わたくし感心してしまいます。  あら、もうこんなお時間。  おろかなにんげんどもの皆さんとお話ししているとあっと言う間に過ぎてしまいますわね。  ふふ、わたくし達もうオトモダチですのよ。  今後とも仲良くしてくださいましね。  それではごきげんよう。   追伸  この近況ノート、画像を貼れるのが楽しいですわね。  今回はゲンマ様とイヨちゃんのキスシーンを掲載させていただきますわ。  二人は兄妹でありながら恋人にも等しい関係、たかひひるの珠肝を飲ませる場面はロマンチックにも切ない毎話の見所なんですの。  毎回毎回チューするので、わたくしの乏しいカラミ構図バリエーションがどんどん消費されていくのが絵描きとしての悩ましいポイント……。  ゲーム版にはこんなロマンチックな場面から迫力の怪獣バトルまで、  挿絵がこれまでに合計500枚近く入っていますので、そちらも合わせてお楽しみくださいね。 参考リンク https://tokiteto.chu.jp/musiya_to_kitune_top.htm
  • 2月16日

    おろかなにんげんどもの皆さん、ごきげんよう

     おろかなにんげんどもの皆さん、ごきげんよう。  ときてっとですわ。  本日からこちら、株式会社KADOKAWA様の運営する「カクヨム」にて、ライトなエンタメ小説を投稿する事に致しましたの。  でもわたくし、正直なところを申しますと……ライトノベルってもう随分長く読んでおりませんでしたわ。  誤解なさらないで。  これでもわたくし、幼少の頃はそれは夢中になっていたんですのよ。  大型書店でラノベを買うと、ノベルティで表紙のポストカードが貰えたでしょう?  今でもあるのかしら……わたくしあれを集めるのが楽しくて楽しくて仕方がなかったのですわ。  けれどわたくし、ラノベを入口に他のジャンルに気移りしてしまって、いつしか卒業してしまったのね。  近年、ラノベの主戦場はもっぱらWEBが中心と聞いておりますけれど、  だからわたくし、この世界は全く未知なんですの。  どうやらWEB小説には書籍には無い様々の特別なお作法があるみたいなんですけれど……  ひょっとしたら、何か無作法を働いていないかと心配しておりますわ。  おろかなにんげんどもの皆さん、どうぞお手柔らかに。  わたくしが初めにご披露するのはこちら 「虫屋ときつね 胡蝶怪獣綺譚」と言うお話ですわ!  詳しい内容はあらすじと本編を読んでいただく事にして、ここでは掻い摘んで簡潔に説明いたしますと、  主人公の「ゲンマ様」が百戦錬磨のおきつね妖怪「うずちゃん」を相棒に、  不思議の妖力を秘めたる蝶「たかひひる」を集めるため、妖異怪獣にまつわる事件に飛び込んでゆく!  と言うものでしてよ。  その目的はゲンマ様の実の妹「イヨちゃん」の失われた寿命を取り戻す為とは、  なかなかシンプルでわかりやすい筋書きでしょう?  本作品を投稿するにあたって、ジャンルは「恋愛」と致しましたわ。  初め「歴史・時代・伝奇」を選んでいたのですけれど、  該当ジャンルを覗いたら皆さん、立派な時代小説を執筆なされているご様子……  わたくしの「虫屋ときつね」は「日乃和国」と言う架空の世界が舞台ですので、ちょっと場違いに感じてしまいましたの。  そこで「恋愛」ですけれど……おろかなにんげんどもの皆さんは恋愛ってご興味がおあり?  わたくし、本音を言えば良くわからなくって……  だって普通、恋人と言っても所詮は何の繋がりもない他人じゃありませんこと?  それなら、生れた時から固い絆で結ばれた異性である「きょうだい」に恋する方が、自然じゃないかしら!  「虫屋ときつね」で恋するのはだから  兄のゲンマ様と妹のイヨちゃん、この二人の関係をして「恋愛」ジャンルなのですわ!!  そして二人が生業とするのは所謂「虫屋」、昆虫標本ですの。  二人の関係に昆虫や動物の生態、そして妖異怪獣達のドラマが絡み合い、潔く清々しい物語を紡いでゆく所がこの作品の見所なのですわ!!  実は本作品、カクヨムが初出じゃありませんの。  2024年より個人製作のノベルゲームとして発表しているものですわ。  おろかなにんげんどもの皆さん、ノベルゲームってお詳しいかしら。  わたくし、作っておいてなんですがちっともプレイしたことが無くて……。  それなのにナゼ?って不思議に思われるかもしれませんね。  わたくし、お絵かきやアニメを作る事も好きなのですわ。  小説、グラフィック、そして動画を一度に発表できる媒体がゲームであった。  こういう理由ですのね。  もちろん、小説は単体で完成しているので、ゲーム作品の予備知識を求める事はありません。  それにゲームシナリオ特有の癖のある構造もないつもりでしてよ。  ご安心なさって。  けれどもし気に入っていただけたら、ゲーム版も手に取って頂けると嬉しいですわ。  だって、わたくしが手ずからデザインしたキャラクターや怪獣の絵が沢山入っているんですもの。  あら、ついつい初回のご挨拶から長くなってしまいましたわね。  おろかなにんげんどもの皆さん、是非わたくしと仲良くしてくださいませね。  作品を楽しんでいただけたなら、感想のメッセージなどくださると嬉しいですわ。  それではまた、ごきげんよう。 追伸  最後にゲーム版の公式ページとPVのリンクを貼っておきますわね。  是非御覧になって。 ■公式ページ https://tokiteto.chu.jp/musiya_to_kitune_top.htm ■PV https://youtu.be/Up_LEnugIks?si=_Rc4IuR-7rkwopW0
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