周りにかかったものがいなくて、それでも毎日人が増え、ヤバいと思いワクチンも3回打って、「コロナになんかかるか」と眺めていたのですが、それはある日、何の前触れもなくやってきた。
渋谷のハロウィンで騒ぐもの横を通り仕事から帰ってくる途中で、頭痛がしてきて、足が重くなってきた。
なんだ?立ち眩みか?バカでかい騒音で頭が痺れている?
ゆっくりと歩くと、気だるさや関節の節々が痛くなっているのに気づく。
おい?どうしたおれ?
何とか電車に乗って席に座ると、熱が出ている。とにかくこれはヤバいぞと、理解し帰りに風邪薬、のど飴、ミカンを買って家につくと、汗びっしょり。
「ヤバい。寝よう。明日は仕事で大事な日だ」と、即寝た。
しかし朝の4時に、汗みどろで、起きた。なんと息が出来ない。
呼吸困難?救急車か?
身体を起こし呼吸を確保して、服を着替えたら、気絶するようにダウン。落ちるように再び寝た。
寝た。寝た。寝た。起きたら12時。
翌日の仕事もクソもあったもんじゃない。携帯に留守電が沢山。メールいっぱい。反応しようとしたが、体が動かん。
唯一、力を振り絞って、上司にだけは伝えよう電話したら、
「もしもし、おまえどこにいる?どうしたんだよ!」
「・・・・・」
声が出ない。喉が痛くて声が出ない。
舐めていた。コロナってこんなに恐ろしいものだったのね。