――に、いつも襲われています(※挨拶
書き物をされてる方であれば「我も」「我も!」と心当たりがある御方はおおくいらっしゃるものと思います。
ともあれそんな理由から、何作品も無事完結へ導いている方のページなど見かけると、羨ましくて生霊になってしまいそうな私です。
完結が遠い! 世界をもっと広く使いたい! もっとたくさんの主人公を書いてみたい!! どうすればそんなに早く書けるんだウオォー妬ましやあぁぁぁぁ!!
――そもそもです。
私の書くものはどういう訳か、いつも想定より分量が膨れてしまうのです。いつも。
「機甲少女」の時など、「いい塩梅の分量におさまったらどっかの新人賞とか投げちゃおうかなー、ふふふ♪」くらいのつもりで書いていたのが気が付いたら19万文字でした。
上限ゆるいとこでも15万文字上限くらいだったんですがこれどうしたらいいんですかどうにもならねえよ、とそんな塩梅の有様。
はい。ほんとはもっと短くまとまると思っていたんですね。12万文字くらい?
二章のお話に至ってはさらにひどくて、通算100話を越えた段階でもう苦々しい顔をしながらいろんなものを諦めました。ただでさえ一話あたまの平均文字数がでかいというのに、それでもおっつかないしこれはもうどうにもなるまいなと。
一話に収まると思って書いていた分が予定の半分くらいまでしか進んでないのに5000文字をゆうにオーバーし、「もうだめだ! 残りは次回!」と匙を投げたのも一度や二度ではありません。両手の指くらいは要りそうです。
「フィギュア」に関しても傾向は同じで、アレおおむね完結まで60話、もちょっと長く見積もって80話くらいで全体どうにかおさまるだろうと計算してました。当初の段階では。
で、だいたい22話(アンズガルムとに決闘が決着したあたり)まではだいたい予定通りでした。だいたい20話くらいでいける想定だったので。
「我らはこれより導を定め」の10話分は、「これはここで書かないと後から回収できなそうな話だし、フレドリカのバックボーンとして書きたいなぁ…」という理由でまるまる後から足したので除外するとしても、その後の皇都の話をどうやって20話におさめるつもりでいたのか、今となってはまったくわかりません。こう…都市の裏路地みたいなところをひたすら逃げ回るハリウッド映画でありそうな筋立てを考えていた覚えがあるのですが、どうやってその状況に落とし込むかまではあまり考えていなかった気がします。
思うに、当初の想定だと『逃がし屋』も冒険者たちも影も形もなく、どうやって逃げ続けるかのプランからしてゆるゆるふわふわの状態だったので、その辺を詰めていく段階でいろいろ分量が増したのでしょう。たぶん。
でも、それでもやっぱりナナリィ登場編+ナナリィの正体をぐだぐだ考察するだけのパートで3話費やしたのは、やっぱりペースが遅すぎるかなと今でも思います。
完結までに何話程度へ膨れ上がるやら、今の時点ではまったく想像がつきません。
「機甲少女」の方はもっと分からないのですが、こう…うん。