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あとがき『虹瞳の屠竜師』

泉田です。
まずは『虹瞳の屠竜師』を最後まで読んで頂いた皆さまへ多大なる感謝を。ありがとうございます。

本来は作品ページで行うべきあとがきですが、公募作品となりますのであとがきはこちらにて行わせて頂きます。


ここからは本題に。

本作屠竜師ですが、実は皆さまに読んで頂いたのは三度目の執筆で完成した作品になります。
というのも昨年の八月に執筆を開始し十一月に一次原稿、改良を重ね一月に二次原稿、三月にようやく完成……というような紆余曲折がありました。

どうしてそんなに書き直したのか、というのは言うまでもなく作品が腑に落ちなかったからであって。このままでは公募に間に合わない!と泣きながら最終の原稿は書いていました。

そんな苦労話はさておき、いい加減作品の内容へ触れるべきですね。

読者の皆さまへ質問なのですが、最も作中で感情移入できたらキャラクターがいたとすれば誰ですか?

私はずばり、真哉ですね。

主人公、というのも当然ですがやはり『正しいと分かっていてもそれを行動に移せない』あるいは『行動に移す勇気がない』そういう人間的な『弱さ』を彼には落とし込みました。

本当に難しいものだと思います。

正しい事のはずなのに周囲の目を気にして出来ない。
正しい事のはずなのに一歩踏み出す勇気がない。

誰にでもある苦悩や葛藤を、真哉というレンズを通して皆さまに少しでも伝えることができましたでしょうか?もしそうでしたら幸いです。

そして、もしそう感じてくださる方が少しでも多くいて、その方が明日からでも今からでも、正しいことを正しいのだと胸を張って勇気を持って行動に移せる、そんな『勇気』を与えることが出来ればこれ幸いに思いますし、本作がはじめて『意味』を持った作品になるかと思います。


長々とお話してしまいましたので、この辺りでお暇を。

本当にありがとうございました。
『虹瞳の屠竜師』はこれにて完結です。
公募へ参加することもおこがましい作品ではありますが、良い結果を残せればと思います。
満足のいかない結果に終わりましたら、その際は以降の彼らの歩みを描いて行ければと思います。

それでは本当にここでお別れを。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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