前回の続きです。
前回では、『МОA美術館』での尾形光琳作の風神雷神図屏風と、紅白梅図屏風について書きましたが、今回は、
神奈川の『ポーラ美術館』です。
こっちは、常設が目当てで、大好きな『ジョルジュ・スーラ』と、『ベルト・モリゾ』の絵を見るのが目的でした。
いやぁ、いい……。
良すぎる……。
もちろん、モネや、ゴッホ、ルソーも良くて、あまり興味のなかったリヒターのどデカいやつもあって、とにかく”濃かった”です。
これだけの、どメジャーな絵を一度に見たのは初めてだったので、すべての絵を見終わってからはしばらく放心状態でした。(マジで……)
『絵』の感想を文字に起こすのは、正直無理で、最悪、誤解されてしまわれかねない……。
なので、もし、この近況を読まれて、「どんなもんなんだろう」と、思われた方がいらしたら、直接見てもらうのが一番早いです。
私が『絵』を好きになったのは、友人の影響と、『小説を書く』ということを始めたのがきっかけでして、『考え方』という点で一致したからです。
よくいう、ゼロイチという言葉がありますが……。
無から、有を生み出す。もしそれが、小説ではなく、他の出口だとしたら……。
行き着いた結果が『絵』でした。
俳句や、短歌。歌の歌詞など、他にも様々なものがありますが、「これだ!」と感じたのが絵だったので、そこからはできるだけの絵を見てみようとなって、今に至ります。
カクヨムで初めて書いた『急がば回れ、そして王道の意味を知る。』では、ヒロインの静が絵を描いているという設定の登場人物で、書き始めの段階では、まだ絵にそこまで興味がなく、だからこそ、それも絵を好きになった要因でもありました。
いいものです……絵は。
知るきっかけがあってよかった。
そのうち、自分でも描いてみよっかな。