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スティーヴ・エリクソン『ゼロヴィル』

スティーヴ・エリクソン『ゼロヴィル』を読んでいる。途中までなのでメモとして。実に評価に苦しむ……映画の羅列というか釣瓶撃ちなのが読んでてキツいというのもあるしスティーヴ・エリクソンらしい「幻視(ヴィジョン)」が今回はそれほど発揮されていないというところも大きい。ではストーリーテラーとして、つまり「スジ」を面白く語っているかというとそれも怪しい。確かに意外な伏線の回収など冴えている部分はあるけれど……ただ、駄作だと投げ捨てる気にはなれない。相変わらずご都合主義の産物ではあるのかもしれないけれど、ともかくもここまで(270 ページ目)読んだのだから最後まで読んでやろうじゃないかという(でなかったらなんのための三千円だ!)「意地」で読んでいる。

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