アオミノウミウシという生き物がモデル。こんなやつが巨大化して空飛んでたらテンション上がるな~と思いながら構想しました。
モデルのアオミノウミウシは、生まれつきは毒を持たない。毒をもった海中の生物を食して、その毒を体内にため込んで自身の武器としている。
ブルードラゴンモドキもその特性を継承している。その中で、体内で蓄積させた毒と自身の消化器官を活用して鉱物を消化、加工している。
加工された鉱物は表皮となり、粘液と共に体表を守る。体表の粘液の湿度を保つため、海、もしくは雲の中に生息する。
ただし、雲の中に生息するほど強靭化、肥大化する個体はごく稀である。現状、コーマイ上空にはフィオ達が討伐しようとしているこの個体のみである。
鉱物を蓄積しすぎると重くて移動や飛行が難しくなるため、吐き出す器官も発達している。せっかく吐き出すなら、尊敬する生物のドラゴンさんを真似してブレスしようと思い進化する困ったちゃん。ついでにオリハルコンを混ぜる困ったちゃん。威力が高いだけでなく、オリハルコンの破片が刺さります、刺さります。
途轍もなく強いが、知能は高くない。所詮は元海のナメクジさんである。海中で弱者でいた期間が長いため、強者の割には安住の地を求めて文字通り雲隠れする臆病な魔物。
時々ドラゴンを返り討ちにしてはナメクジサイズの脳みそで「僕、また何かやりました?」とか考えている。南無三。