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ルビを振る。

作品にルビを振り始めました。

→ 『忘れられた原罪』
https://kakuyomu.jp/works/16817330664600627423

いざ読み返すと、いかなる漢字にルビを振るか、判断に迷いますね。

流れるような読み心地を目指したいところですが、文章力はともかく、読み方が迷わしい漢字に出くわすと、心中言葉に詰まってしまい、物語に没頭していた意識が、ぷつりと切られてしまうもの。悩ましいものです。

「わたし」と読むか「わたくし」と読むか、想定している読みがなされるとも限りませんよね。ささいな問題ですが、和歌を詠むように口ずさんで欲しいもの。

一文字ずれるだけで、字余りな俳句を詠むように、韻律が乱れてしまうものです。当方、辞世句として感慨を強調するような、深い技法は心得ておらず。

——しら梅に明る夜ばかりとなりにけり(与謝蕪村)

声に出して読み上げてみると、身体に染み込んでくるような感慨深さがあります。意味はわからずとも。はい。

「行く川のながれは絶えずして……」と読み聞かせるように、社会で荒んだ心を洗い流すように、雅なる超然とした心持ちでありたいものです。

閑話休題。

作品にルビを振り始めました。これからも皆さんが気持ち良く読めるように、分かりやすく思いやりのある表現を心がけて書くつもりです。

おあとがよろしいようで。おしまい。

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