仕事でも小説書きでもそうなんですが、モチベーションの維持って相当大変なんですよね。
順調な時ってそうそう長続きしませんし、逆に失敗した時や人に叱責された時なぞ無間地獄の如く長く、辛く、もがき苦しむものです。
小説を書いていても、PV数に泣き、誤字脱字に泣き、感想に泣きます。
こう書いて、良い意味で泣いたのかどうかは大半の小説書きさんなら分かってもらえるかと思います(笑)
しかし他人の意見を丸々無視するわけにはいかないのが現実の辛いところ。
ヒハンガー!ヒヒョウガー!とばかり叫んでいても自身の成長には繋がらない。
とにもかくにも、周りの影響を受けない、気にしないのではなく、理解しながらも書き続けていく。
ある種"心意気"が必要なんだと感じています。
と、小説の本編の息抜きにこのコラムを書いていて、大学生時代の強メンタルな知人をふと思い出しました。(ここまで前書き)
私は薬学生だったので、病院で実地を学ぶ実習がありました。
地元の病院に実習に向かうことになったのですが、そこは全国展開をしている大病院。
しかも担当してくださる薬剤師の方は超スパルタ。
言葉のメスでハートをザックザクされました。
同時に他の大学からも実習に来ていた学生も居たのですが、あまりにもハードな実習に過労で入院。
初めの頃は明るかった女の子も、最後の方には連日号泣。
そんな数ヶ月にもわたる地獄の実習でした。
しかし、その中で指導官もビックリな実習生がいました。
彼女は、少しでも間違ったことを言えば指導官から叱責が飛ぶ講義の中で、なんとうつらうつらと寝始めたのです。
当然怒られ、起こされるのですが、本人はまるで平気な顔。
かなりイラっときたのでしょう。指導官が嫌味のように「昨夜はなにしてたの?」と聞いても、
「好きなサッカーチーム応援してて寝れませんでした」
と馬鹿正直にのたまうほど。
さすがの指導官も「そ、そうか」としか言えませんでした。
ちなみにこの実習は必修科目だったので、これで指導官の怒りを買って不可判定を貰うと、間違いなく留年確定なことをやらかしています。つまり、「好きなチーム応援してました」の一言で、年間の授業費数百万円が( ᐛ👐)パァ
しかし、この重プレッシャーを一切気にしなかった彼女の姿勢は、今の私にとっては非常に羨ましいと思ってしまいます。
そんな彼女が今、どんな仕事をしているか分かりませんが、取り敢えず小説書きになってこのコラムをみていないことをプレッシャーに耐えながら願う次第でございます。