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オチのある話


 小説を書いていてやはり気をつけなければいけないのは、緩急や起承転結でしょうか。
 山も落ちもない話をグダグダ書かれても、読者の方はつまらないでしょうし。
 説明回の書き方って本当難しいですよね。




 落ちのある話ということで私の過去話を一つ。


 昔私が住んでいた家には、柚子の木がありました。

 毎年冬至の時期になると、家族みんなで収穫をするのが恒例でした。

 当時幼かった私は、父が木から落とす柚子を下で受け取るのが役目で、籠を柚子で一杯にしては庭と家を往復していました。

 柚子の木は大きく、沢山の実をつけています。
 父は大喜びではしゃぎながら、大きなハシゴを木に立て掛け、その上で収穫をしていたのですが、何かの拍子にハシゴが倒れ、父は木の枝に宙ぶらりんになってしまったのです。

 大声で必死に助けを呼ぶ父。
 私も焦って籠を放り出し、父を助ける為に駆けつけようとしました。
 しかし運が悪いのは重なるもので、私は途中にあった水溜まりに足を滑らせ、盛大に転んでしまいました。

 それを同じく助けに来た母が私を見て大爆笑。
 転んだ私自身も泥まみれで大笑い。

 


 父は力尽き、木から落ちた。
 

6件のコメント

  • それは災難でしたね……。

    オチはなかなか難しい……。
    僕もうまく書けた覚えがないです。
  •  説明回は、私の場合、関わりのある数人で、「知識のある人」が「無い人」に教授するとともに、三人目がまぜっかえしたりツッコミを入れたりして、会話の中で進めますね。
     昔々、スレイヤーズ! という、ライトノベル創世記に書かれた作品には、魔法に詳しい主人公リナが、魔法に疎い剣士ガウリィに説明するという形で、世界観を説明していました。
     すんばらしい。

     ただ、その設定が拡張されて、初期にはカッコよかったガウリィが、「脳みそスライム」とさえ呼ばれるもの知らずになっていってしまったのですが(笑)
  • たかしゃん様

    結局父は無事でしたし、落ちた理由も転んだ私を見て笑ったせいだでした(笑)


    コメディにしろシリアスにしろ、読者を惹きつける構成っていうのは難しいですよね。
  • 狐月 耀藍様

    なるほど〜!
    思考の切り替えというか、多角的に話を構成すれば飽きもしにくくなるんでしょうね。

    脳味噌スライムは笑いました
    それも含めてそのキャラの魅力になるのかもしれませんが(笑)
  • はじめまして、櫻井と申します。
    この度は、数ある作品の中から私の作品にお立ち寄り頂きましてありがとうございました!
    星での評価をして頂いて、どこにお礼に伺えばよいのかとさ迷っていたらこちらに辿り着いた次第です。

    【オチのある話】ということで『山も落ちもない話をグダグダ書かれても、読者の方はつまらない』のくだりにヒヤッとしたところです(笑)

    当方の作品の序盤というのがまさに『オチはない』仕様になっていましたので、説明文とはどの程度に収めれば良いものかと悩んでしまっています。

    ただ、長編の作品になるとどうしても『序盤に説明文書かせてくれw』って気持ちになってしまいまして(笑)
    初めての執筆でしたので至らぬところは特盛だったかと思いますが、それでもチラッと目を通していただけただけで、とても嬉しく思っております!
    ありがとうございました!
  • 櫻井様


    私のページにまで探しに来ていただいてありがとうございます!

    そうなんですよね!
    私も説明が無いとこの先が書けないんだよぅ……と悩みに悩んでおります。
    一話当たりに詰め込みすぎても読者さん離れて行ってしまうので、どうにか分散してみてはいるんですが……改稿する前は散々でした(笑)

    櫻井様の作品は冗長なく読めたので参考にさせて貰いますね!
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