上段左『二つ指のニコルソン』
「 "二つ指" のニコルソンだ。タイムスリップ出来れば色々なやらかしが帳消しにできるとか色々言ってたんだよ。……ああ、ええと、ニコルソンっていうのは叩き屋だ。体力がない爺さんや婆さんを獲物にしている。いや、俺は別に親しくないよ。友達でもなんでもない。暴力的なのは好きじゃないし、それにニコルソンの奴はもうとっくにマフィアに解体されたよ」
上段右『ハイパー・ワープ』
外の景色が一つの連続した光の帯に変わり、色彩が絡み合い、そして解けていく。 光の帯は青みがかった白、時には紫や緑へと変わり、まるで巨大なオーロラのようだ。時間と空間が歪むハイパー・ワープの際にのみ見られる幻想的な光景だった。
下段左『ネビュラスキン星海域』
『着きました。ここが遊星X015を核として構成されている特別宙域、ネビュラスキン星海域です』
下段右『宇宙生物(蛇型)』
細長い体を持つ蛇の様な生物がシルヴァーの前面を横切ると、手が自然と胸元へと伸びた。