横須賀海洋大学で海洋資源開発の研究をしている伊崎研究室で、研究員としてAIの自律性を研究している。
海中の探査では水中ドローンが使用される。
(一般にはAUV-Automatic Underwater Vehicle-と呼ばれる機器だが、本作では水中ドローンと呼んでいる。)
海中では電波が届かないため、超音波通信で通信するのだが、リアルタイムでの操作が出来ないため、自律性が必要となる。
英彦は、より人間らしい自律性には、感情の働きが必要と考えていた。そこで、AIに感情表現のインプットとアウトプットを覚えさせることで、感情をエミュレート出来ないかと考えた。