ライトノベルの学園モノを書いている時に時々悩むのは、このお金誰が払うの?です。
学生だとバイトをしていない場合、収入は親から支給されるお小遣いに限られてしまうわけで、そうなると月数千円が限度となるわけです。しかしながら、自分の学生時代を思い返しても、数千円なんてあっという間になくなってしまいます。友達とカラオケに行って、ハンバーガーショップでセットを注文したら、千円二千円なんて瞬殺です。さらには漫画やらゲームやら買ったりしたらそれだけで残高はゼロどころかマイナスになってしまいます。
作品中の学生キャラたちもお小遣いをやりくりしているはずですが、よくよく考えたら結構使ってるんですよね。先週はカラオケに行ってハニートーストとかティラミスを注文して、今週はプール、その次はお祭り…。うん、絶対に五千円とかじゃすまないな、と。
キャラの懐事情を気にしてイベントが遅々として進まないなんてライトノベル的には大問題なので、目を瞑るというか、お年玉とかを溜め込んでおいたという理由付けを自分で勝手にして折り合いをつけてあちこちお出かけさせていますが、近ごろの物価高騰のニュースを見ると、物語の中とリアルの乖離がますます進んでしまわないかななどと余計なことを考えてしまいます。
お金ついでに言うと、デート代(生々しい話をするとホテル代)もカップルはどう負担しているのだろう、と時々考えます。
これはカップルごとに事情が違いますし、学生か社会人か、年上か年下かでだいぶ変わってくるからケースバイケースと言えるでしょうが、一般的なことを言えば、世代が上の人ほど男が払うべきと考える人が多く、若い世代は割り勘の方がいいと考える人が多いようです。
となると、十代や二十代のカップルがホテルに行った場合、割り勘にするのが正解なのですが、たとえば主人公とヒロインがホテル代を二で割って「千円札ない?俺万札しかないんだけど」「なんで細かいの持ってないのよ。両替してあげるから。はい、千円五枚と五千円」とか言いながらお金を出し合うところとかものすごくカッコ悪いよなー、とか考えてしまいます。
自分はそういうシーンを書くことがないのですが、若いカップルがホテルに行くシーンがある漫画や小説、映画などを見ると、これ、どういう風に払っているのだろう?などと余計なことを考えてしまいます。
みなさんは、キャラたちのお財布事情、気になりませんか?