大学時代、尻がブラックホールの先輩がいた。
別にSFでも下ネタでもなく、ノンフィクションで。
その先輩は男なのだが、女の先輩が教えてくれたので、僕は彼の尻を覗き込んでみた。もちろん、生尻を見ても別に面白いわけではないからズボンの上から。
すると、確かに先輩の尻はブラックホールだった。どことなく、シュッとしている。
尻に表情があると言えば、みなさんは驚くだろうか。一般的な尻は腰に二つの山、肉がついているだけなのだが、その先輩はモデル体型で身長も高く、スタイリッシュだった。
だからだろうか。本来、ダボっとしているズボンの股の部分が、まるで尻に吸い付くように、ピタ。と、収まっている。
これだ。これが、ブラックホールの正体だ。
したり。と、僕は思った。そして、数年経ってから僕はそれを思い出し、以下の話を書いたのだ。
あなたは、ブラックホールに何を見出すだろう?
↓【短編】ブラックホールに吸い込まれながらカツ丼を食べる話。
https://kakuyomu.jp/works/822139839437427162