• ミステリー
  • 異世界ファンタジー

アルケミック・ガールのあとがきのようなもの。

と、いうわけで完結しました。
長かったような短かったような気がしてるんですが、文フリ用にプレビューデータ作ってみたら予想外の分厚さになって「こんなに書いたっけ……」と宇宙猫の顔になっています。

途中で原稿読んで意見をくれた友人各位には頭が上がりません。ありがとう。

「ネット小説って多分キャラクター重視で進めるのがベタなんだろうなー」という雑な認識のもとでキャラクター作りから初めてみたんですが、多分こうじゃないような気がします。

書いている途中で何度か「イタタタ」「こういう話は中二病の時期に書いとこうぜ」みたいなテンションになってましたが(特に3)、楽しかったので良しとします。

なんか、こう、最初はもうちょっとラブコメするつもりだったんですが、誰もコメディしてくれないので諦めました。

ここからは、本編では出さなかったボツネタとか、書く予定はないけどキャラクターたちの今後とか、ここで書いとかなきゃもうどこにも出ないだろうけど忘れると寂しいようなことを書いて行こうと思います。


ミライは今後、レンとジンと一緒に、ものを作って路銀を稼いだり、泊めてもらう代わりに宿屋の家財や道具を修理したりしつつ旅を続けます。
その結果「白髪の男、銀の髪の女、赤毛の少女の三人連れの旅人を泊めるといいことがある」と噂話が広まって、そのうちサンジェルマン伯爵みたいな都市伝説になります。
レンが性的な話嫌いすぎてホムンクルスには生殖器が付いてない設計になってて、恋なんかしてもその先はないよ、って話を入れようと思ったんですが、なんか抜けて行ってしまいました。
なんかの弾みで4を書く気になったらそういう話になるような気がする。
最初はもっと暗い感じの子にする予定だったんですが、しんどかったので元気担当になってもらいました。
多分、百年くらいしたらレンとくっつくんじゃなかろうか。


レンもミライと一緒に旅を続けます。
最初のプロットでは、一号がレンの首を切り落として、ミライが落ちた首を拾って人知れずどこかへ消えて、生首にキスするサロメみたいなエンドだったんですが、さすがにやめました。
あと、成長してから母親とばったり出くわして、「あなた、私の初恋の人(レンの父親)に似てる」って口説かれて押し倒されるくだりとか書こうかと思ったんですが、これも話題のパワーがデカイわりに本編とあんまり関係ないのでやめました。

ジンも、ミライとレンとしばらく旅を続けるのですが、彼女は賢者の石を飲まずに人間のまま成長して老いていきます。
大人になったジンは気に入った土地で二人と別れて根を下ろし、宿屋を開きます。
あっちこっちでいろんな宿に泊まった経験をもとに運営している宿はかなり繁盛し、大きくなります。
ミライとレンも何度か泊まりに来るのですが、ジンはだんだん老いていき、ある時「会うのはこれが最後だろうな」と悟って、「次来るときは店の者にこれを見せろ」と二人にお守りを渡し、後継ぎにお守りを持った旅人が来たら便宜を図るよう言い含めて、大往生します。

一号は学院を卒業後、クリーチャーと一緒に放浪の医者になります。
素のままで対応していると「目つきが悪い」とか「態度がぶっきらぼう」とか言われて患者に怖がられるため、意識的に二号の真似をして人当たりのいい態度を練習します。
私的に彼はかなり気に入ってるキャラクターで、VS二号のくだりとか、最初は一号が主役のスピンオフで書くつもりだったんですが、合流してもらいました。

クリーチャーは一号と一緒に放浪しつつ、だんだん言葉を覚えて流暢に喋るようになっていきます。
ブラックジャックのピノコちゃんみたいな感じじゃなかろうか。
喋るようになってしばらくすると反抗期が来て一号への当たりが若干きつくなるんですが、その態度が一号的には「二号に似てるなー」って感じで「懐かしいなー」とか言われてしまい、「比べないでよ!もう!」みたいな感じでますます怒ることになります。

ミュウは、蓄音機の作り方を市井の錬金術師に伝えた後、旅芸人のキャラバンに入ります。
そこは奇形や障害により普通の暮らしができない人たちの集まりで、ミュウは歌を歌ったり、死体を操る術を見せたりする旅芸人として暮らします。
骸骨に楽器を持たせて演奏させる芸が噂になり、「骸骨楽団の女主人」とか呼ばれるようになります。
だいぶ落ち着きはしますが、キャラバンに危害を加えようとする者が現れたり、法で裁けないタイプの悪人に出会ったりしたら、人知れず始末して楽団に加えたりしちゃったりします。

ドラセーは学院を卒業後、地元に戻り、精霊と交信する巫女になります。
何度か災厄の到来を予言するのですが、その度に「なんとかしてちょ」と一号に要請を出し、人知れず二人で災害を食い止めます。
あんまり詳しく決めてませんが、なんかすごい怖い獣的なものが出てきて派手にやりあうんですが、一号が「殺すのよくない」とそいつを拾って帰ってきて一悶着起きたりします。
そんなの飼うのは無理だ、って反対されますが、一号は「大丈夫大丈夫。クリーチャーも昔はこれくらいやんちゃだった」とか言ってクリーチャーの怒りを買って二、三日口を聞いてもらえなくなります。

すごい長々と書いてしまいましたが、最後に書いてる時に聴いてた音楽をメモ書きがわりに残して終わりにしようと思います。
サークルの相方https://twitter.com/OfSummonが「キャラクター作るときはイメージソング的なのあるといいよ」って言ってて私もやってみたんですが、これがなかなか楽しくてだいぶイメージ膨らんだ感じがします。


♪♂パパママ♀〜望まれヌBaby〜/雅-MIYAVI-
♪Veronica/Aqua Timez
♪over and over/Aqua Timez
♪バグッバイ/RADWIMPS
♪One man live/RADWIMPS
♪Start/Mrs.Green Apple
♪Prayer X/King Gnu
♪HAPPY/BUMP OF CHICKEN

ミライ
♪オーダーメイド/RADWIMPS
♪謎謎/RADWIMPS
♪Speaking/Mrs.Green Apple
♪生きてこそ/Kiroro

レン
♪世界で一番小さな海よ/Aqua Timez
♪MASK/Aqua Timez
♪ロストワンの号哭/Neru
♪祝祭/RADWIMPS

ジン
♪東京テディベア/Neru
♪炉心融解/iroha
♪CALL ME/YOSHII LOVINSON

一号
♪ハルジオン/BUMP OF CHICKEN
♪カゲロウ/ReaL
♪インフェルノ/Mrs.Green Apple

ミュウ
♪八月、某、月明かり/ヨルシカ
♪多数決/amazarashi
♪名前のない怪物/EGOIST

二号
♪スーパースターになったら/back number
♪リローデット/EGOIST
♪シニバショダンス/PENGUIN RESEARCH

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

1件のコメント

  •  この度は、わたしの、初自主企画『あさぎ図書館 課題図書選考委員会』に、ご参加くださいまして、ありがとうございます。
     近況ノートをご利用なさっておられるユーザーさまに、お届けさせていただいております。定型文のご挨拶で申し訳ございません。
     エントリーいただいた物語等は、たいせつに読ませていただきたいと思います。わたしにできることに関しては、少しお時間をいただけると嬉しく思います。
     はっきりと明確にお伝えできないことを、どうかお許しくださいませ。

     それでは、最初のご挨拶まで……。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する