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ドラ恋_あとがきに代えて

30万字に及ぶ作品を完結させると、振り返りの一つもしたくなる。
なので、各キャラのおまけ情報とかをここに載せます。


先ずはイラストの紹介。
逢木すみれ(twitter:@aigi_aigi)さんより完結記念にイラストを描いて頂きました。
制服を着たジーヌ(左)と現代編ジーヌことエンジュ(右)です。
最下部にありますので是非ご確認下さい。
いつもサンキューな!!!!!!!!!!!!!


【ジーヌ】
・執筆開始時点で「最強の竜が転生した(生まれ変わった)存在」とだけ決めていた
・尊大な性格のロリに罵倒されたい、という欲望の発露
・が、作者都合(語彙力)により罵倒が貧弱になった
・竜の少女=人間と竜のハーフ、は後付け設定
・メリュジーヌが湖の竜なのは分かっていたが、作者が炎好き+ジーヌという名前が気に入ったため伝承との矛盾はスルー

【ウィルナー】
・ウェルナー症候群という実在の病が名前の由来
・序盤中盤はなんとなく口調が安定せず、若干書きづらかった

【ぼたん】
・計画では最終決戦前に神の洗脳に遭いジーヌたちと敵対、死亡する予定だった
・北方爆発の後、食糧難のときに食われるルートも考案されていた
・カタカナ言葉から流暢な言葉になる展開も予定していたがタイミングがなかった

【サイカ】
・サイカ=彩花は後付け
・聖街スクルヴァン出身。聖街の竜研究の基礎は幼少期のサイカによる
・超人的な才覚に恐れをなした神の手で追放
・北方爆発の後、神配下の竜の襲撃が連続したのは脅威として認定されていた証拠
・サイカの死亡回は筆が乗りすぎて2020年10月時点で完成済(掲載は2021年8月)

【焔の男】
・執筆前は想定されていなかったぽっと出キャラそのいち
・第50話および第100話での描写について追記;
 焔の男は基本的に闊達とした性格を演じていましたが、時折薬品の不具合で素の性格が表面化しています。ただ、その経緯として第50話でサイカが語った「焔の男としての記憶が焼失するため」という見解は誤りです。薬の不具合で発生していたのはもっと単純で、発狂するほどのダメージです。常人なら死ぬほどの痛みに焔の男としての闊達とした性格を演じることができなくなり、素の性格が表面化した、というのが真実となります。
 そんな状態の焔の男に対してサイカは街に来た当初の記憶を再体験させていました。サイカ本人は罰としての仕打ちのつもりでしたが、焔の男にとって記憶の再体験は罰でもなんでもなく、むしろ希望の再閲覧でした。常人なら死ぬほどのダメージを受けても死ぬことなく生き延びられているのはサイカのおかげだと確認できるからです。焔の男の価値観では生きることが何よりも優先されます。
 たとえ認識違いから生じたやり取りであろうと、第三者から見てどんなに酷い扱いを受けていようとも、確かに焔の男はサイカという女性に出会えたことを感謝しているのです。

【ソラ】
・執筆前は想定されていなかったぽっと出キャラそのに
・ソラ=空=からっぽ。という連想でキャラ作成当初から将来的な曇らせが確定していた

【シド】
・執筆前は想定されていなかったぽっと出キャラそのさん
・キャライメージ:狼じじい(レイジングループ)

【神】
・二人目の勇者(歴代二番目に竜を討伐した者)
・初代勇者の様子から竜食の効能を考察、自身も竜を討伐したのち凶行に及んだ

【反省点】
・ジーヌの自己定義周り(who am i編/第73~78話)は作者も途中でよく分からなくなった。おかげで無理やりまとめるのにだいぶ苦労した

【おまけの現代編】
・ノゾム/ウィル先生(ウィルナー):希望を意味する単語willより。中学校の理科教員で科学部の顧問をしている。栄養サプリとコーヒーが主食。
・エンジュ(ジーヌ):槐=エニス。ジーヌ/sineの逆読みより。中学生。ペンダントとして竜角の破片を持っている。一度授業を聞けばだいたい覚えられる。テストの点と顔がいい。料理も上手い。
・ぼたん(ぼたん):猪鍋にする予定から命名。ノゾムのペット。
・アヤカ(サイカ):彩花の別読みより。美人の教頭先生。年齢不詳。
・荷物配達のお兄さん(焔の男):物語の時代から生き続けている本人。焼け焦げた肌を隠すため、全身に包帯を巻いている。
・アオイ(ソラ):未登場。空の色=青より。中学校生徒会長にして校長の孫。責任感が強い。
・名無しの校長(シド):未登場。校長。セクハラで訴えられたため不在となっているが、偽情報。実際はアヤカに脅され、身代わりとなっている。


――以上。
ウィルナーとジーヌの恋路を見守っていただき、本当にありがとうございました。

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